2023年10月17日、京都新聞社とアート系出版社・PURPLEが手がけるラグジュアリーマガジン『京都百年書 Issue 01 瓢亭』(PURPLE)が発売されるされる。
本書は、京文化の〝今〟を記録し、100年先の人々に京文化を伝えることを目的としたもの。空気までも映しだす写真とともに、素材や道具、ゆかりのものを丁寧に貼り込み、視覚だけでなく五感で今の京都を感じる仕掛けになっている。手ざわり感を大切にした世界限定100冊の極められた本だ。
デジタル化の急速な進展に伴って厳しい環境にある紙の本は、手触りや香りなど「五感」に働きかけ、記憶に残りやすいという特徴を持つ。保存性の高い紙を使えば、数百年、数千年と保存することもできる。『京都百年書』は、そんな紙印刷の価値を極めた一冊とされる。
1冊目となる今回は、創業450年余りの歴史をもつ京料理の老舗「京都 南禅寺畔 瓢亭」をピックアップ。茶店の時代から供されていた名物 半熟玉子(瓢亭玉子)は、幕末の出版物『花洛名勝図会』に「瓢亭の煮抜玉子は近世の奇襲なりとて酒客あまねくこれを食悦す」とあり、当時から人気を博す一品だったという。
表紙は、写真家の蛭子真さんが担当。「瓢亭の土壁」を表現するため、京都・西陣の希少な土と藁を使った特注の阿波和紙が使われている。
さらに、瓢亭14代当主の髙橋英一さんが絵付けをし、京焼・茶の湯道具を3代にわたって手がける龍谷窯の宮川香雲さんが作陶した限定オリジナル「京焼刷毛目瓢箪銘々皿」2客もセットでついてくる。価格は税込で165,000円。
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