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細胞から若返る食べ方はこれだ! 「オートファジー」研究と栄養学の権威が考えた、不老長寿の食事術

不老長寿の食事術 オートファジーで細胞から若返る

   細胞を若返らせ、健康寿命や美容に効果があると言われるオートファジー。「聞いたことがあるけれど、どうやって取り入れたらいいの?」という方に向けて、2人の専門家が食事術を提案する。

   2023年9月14日『不老長寿の食事術 オートファジーで細胞から若返る』(KADOKAWA)が発売された。

『不老長寿の食事術 オートファジーで細胞から若返る』吉森保、松崎恵理 著(KADOKAWA)
『不老長寿の食事術 オートファジーで細胞から若返る』吉森保、松崎恵理 著(KADOKAWA)

   著者の吉森保さんは、国内におけるオートファジー研究の第一人者として知られ、2019年には紫綬褒章を受章している。今回は、栄養学博士の松崎恵理さんとタッグを組み、最新の生命科学と栄養学の知識を掛け合わせ、人生100年時代の「体と食の教養」を一冊にまとめた。

   本書ではまず、オートファジー研究の最前線を紹介。がん予防、免疫力向上、美容、生活習慣病対策など、多くの効能を持つオートファジー活性化のメリットを伝える。

   続いて、何を食べればオートファジーを高める効果があるのかを、具体的な食品や食べ方、レシピとともに紹介する。

   紹介するレシピの例は次の通り。健康的でおいしそうな献立ばかりだ。

クルミ肉味噌冷やし麺/鮭ときのこのチーズ入り味噌鍋/エビとブロッコリー、しいたけの炒め物/カニ缶としいたけ、豆腐のとろみあん/納豆とチーズの海苔焼き/さくらエビ入り味噌焼きおにぎり/納豆味噌ドレッシング/レンチンしいたけ/鮭とオリーブ、マッシュルームの蒸し焼き/ターメリックライスとカレー/赤ワインのゼリー......etc
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【目次】
第1章 オートファジーが不老長寿をもたらす
第2章 オートファジーを高める食品と食べ方の基本
第3章 毎日食べたいオートファジー
第4章 美しい肌と病気に強い体を手に入れる
第5章 生活習慣でオートファジーを高める! 

   気になる効果が満載のオートファジーだが、しっかりした知識なしに自己流で取り組むと十分な効果が得られない。まずは、オートファジーの仕組みや食品を知るところから始めてみよう。

■吉森 保さんプロフィール
よしもり・たもつ/生命科学者、専門は細胞生物学。医学博士。一般社団法人日本オートファジーコンソーシアム代表理事。大阪大学大学院生命機能研究科教授、医学系研究科教授。
2017年大阪大学栄誉教授。2018?22年生命機能研究科研究科長。
大阪大学理学部生物学科卒業後、同大学医学研究科博士課程中退、私大助手、ドイツ留学ののち、1996年オートファジー研究のパイオニア大隅良典氏(2016年ノーベル生理学・医学賞受賞)が、国立基礎生物学研究所にラボを立ち上げたときに助教授として参加。2019年紫綬褒章受章、他受賞多数。
著書に『LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義』(日経BP)、『生命を守るしくみ オートファジー 老化、寿命、病気を左右する精巧なメカニズム』(講談社)他。

■松崎恵理さんプロフィール
まつざき・えり/一般社団法人日本栄養検定協会代表理事。栄養学博士、料理家、女子栄養大学栄養科学研究所客員研究員。専門は栄養疫学。栄養士養成校にて「統計学」の非常勤講師を務める。
慶應義塾大学卒業。政府系金融機関勤務後、母親のがんをきっかけに女子栄養大学大学院に進学、博士後期課程修了。ル・コルドン・ブルー(代官山校)にてグラン・ディプロム取得。
共著書に『認知症研究の第一人者がおしえる脳がよろこぶスープ』(アチーブメント出版)。


※画像提供:KADOKAWA


 
  • 書名 不老長寿の食事術 オートファジーで細胞から若返る
  • 監修・編集・著者名吉森保 著、松崎恵理 著
  • 出版社名KADOKAWA
  • 出版年月日2023年9月14日
  • 定価1650円(税込)
  • 判型・ページ数四六判、200ページ
  • ISBN9784046063670

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