最期の夜はあなたと
「私たちはいわば二回この世に生まれる。一回目は存在するために。二回目は生きるために(ルソー)」。
自分の最期を知ったとき、あなたはどうしますかーー?
LINEマンガのオリジナル作品『最期の夜はあなたと』は、一人の主婦の人生に対する決断をリアルに描いた、大人の人生劇場だ。
「ぼっ...僕がキミの家族になる。キミが寂しくないよう、いつもそばにいる。だから僕と結婚しよう」
そんなプロポーズを受けて結婚したのが5年前。もう寂しくなることはないんだって思っていたのに――。いまの生活はとても寂しい。
専業主婦の穂乃果(ほのか)は、新婚時代には優しかった夫・ヒロくんが、今や別人のようになってしまったことを嘆いていた。帰宅時間は遅くなり、用意したご飯も食べてくれない。帰ってきても自分の話をするばかりで、私の話は何も聞いてくれない。
もう30歳。「私たちもそろそろ赤ちゃん欲しくない?」と聞いても、「今は忙しすぎてそんな余裕無いかな~」と軽く流されてしまう。
「ただ同じ部屋に住んでいるだけ」のような夫婦生活――。こんな生活が、あと何年、何十年続くんだろう。時々ものすごく虚しくなる。
そんなある日、以前受けた子宮頸がんの検査の結果が返ってきた。結果は陽性。しかも、悪性の子宮頸がんだという。
怖い。赤ちゃんが産めなくなったらどうしよう。そもそも末期ガンだったら――。不安でたまらない。
ヒロくんに電話して相談しようとすると......「ごめん。今晩は遅くなりそうなんだ」。大事なときに相談もできないじゃん。もっといろんなこと相談したいのに......いつの間にこんなに距離を感じるようになっちゃったんだろう。
ヒロくんに相談したいのに、意思疎通をする勇気がでない。苦しむ穂乃果の肩を押してくれたのは、たまたま知り合ったカフェのマスターだった。自分の余生を幸せにするべく生きることを決めた一人の主婦の人生を、リアルに描いたヒューマンドラマ! 「自分ならどうするか」考えながら楽しもう!
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