「純恋歌」「睡蓮花」などのヒットソングを世に送り出してきたレゲエグループ・湘南乃風が、2023年7月30日にメジャーデビュー20周年を迎えた。2023年7月22日に発売された『湘南乃風 20周年アニバーサリーBOOK』(宝島社)には、20年の軌跡を振り返るメンバーの対談とソロインタビューのほか、メンバー4人それぞれが"今"語り合いたい人を招いたスペシャルトークも収録している。
若旦那さんは氣志團の綾小路翔さん、SHOCK EYEさんはポルノグラフィティの新藤晴一さん、HAN-KUNさんはAAAのSKY-HIさんをそれぞれ指名。そしてRED RICEさんが選んだのは、長年のバイク仲間だという元TOKIOの長瀬智也さんだ。
RED RICEさんと長瀬さんが出会ったのは「15年前とか?」「もっと前じゃない?」というほど、長い付き合いだそうだ。初対面は、当時渋谷にあったアメカジショップ。RED RICEさんがメンバーの若旦那さんと一緒に訪れたところ、店の前に停まっていた長瀬さんのバイクに目を奪われたという。
RED RICE「すげえなこのバイクって思いながら店内に入ると長瀬がいた。『あれって長瀬じゃね?』なんて若旦那と話してたのを覚えてるよ」
長瀬「あのときってたしか旦那から話しかけてくれたんだよね。ずいぶんと強面の男が声をかけてきたって思った(笑)」
若旦那さんの「ナンパ」で出会った3人。音楽番組で何度か顔を合わせるうちに、距離が縮まっていったという。もともとバイク好きだったRED RICEさんと若旦那さんも大型バイクを買い、一緒に走りに行くようになった。長瀬さんいわく、「レッド(RED RICEさん)とは昼も夜も関係なく仕事が終わると連絡を取り合うような仲」だったそうだ。当時のことを、こう振り返っている。
長瀬「昔はレッドもオレもセル(記者注:セルフスターター。バッテリーの電気の力でエンジンを始動させる)やサスペンション(記者注:道路からの衝撃を吸収するパーツ)がついていない、旧車にTシャツ短パンスタイルでハンドルが取れちゃうんじゃないかってくらいガチャガチャと音を出しながら高速を走っていました。危ないやつらですよね(笑)」
それぞれ第一線で活躍していた2人だが、仕事の話はほとんどしたことがないという。現在では、若い頃よりは会う頻度は減ったが、会えばバイクとゴルフという趣味の話ばかりをしているそうだ。
湘南乃風として20周年を迎えた47歳のRED RICEさんと、TOKIOを脱退して現在はKODE TALKERSというバンドを結成するなど、新たな音楽を追求している44歳の長瀬さん。「人生全体で見たらまだまだやれることはあると思う」(長瀬さん)、「好きなことをやり続けて、目をきらきらさせている人間でありたいです」(RED RICEさん)と、さらに人生を輝かせていきたいという思いを語っている。
■湘南乃風プロフィール
しょうなんのかぜ/人間の持つ喜怒哀楽を魂で歌う4人組クルー。2000〜2003年、自らのレーベル134RECORDINGSを立ち上げ、合計4本に及んだオリジナルミックス・テープを携えて全国ワン・ボックス・ツアーを敢行。2003年、アルバム『湘南乃風 ~Real Riders~』でデビュー、現在までに21枚のシングルと8作のアルバム、ベスト盤3タイトルをリリース。『風伝説』と呼ばれる4人のストーリーを紡ぎ続けている。
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