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83歳、要介護4の志茂田景樹さんが、「車いすから伝えたいこと」とは?

生きる力

   40歳のときに『黄色い牙』で第83回直木賞を受賞し、その後も様々な作品を世に発表してきた志茂田景樹さん。83歳となった今は、要介護4の車いすユーザーだ。

   そんな志茂田さんによる「生きる力」を伝えるメッセージが込められたエッセイが発表された。

   2023年7月21日『生きる力 83歳車いすからのメッセージ』(エムディエヌコーポレーション)が発売された。

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   2019年の春、79歳の時に車いす生活となってしまった志茂田さん。それでも、1本指でキーを叩き、エッセイを執筆した。

   ハンデを背負いながらも前を向いて生きている自らの体験を通して、生きるためのメッセージを送る。

そのような状態でハンデを背負いながらも、
僕は、前を向いて生きています。
やれると思うことに素直にまっすぐ向かっています。
こんな体になってしまったと嘆くより、
その自分を素直に受け入れて新しい自分の世界の出発点にすれば、
前を向かざるを得ないではないですか。

   「嘆くよりも前を向いていきたい」という志茂田さんのことばに、力強さを感じる。渾身のメッセージが込められた1冊。

■志茂田景樹さんプロフィール
しもだ・かげき/1940年、静岡県生まれ。中央大学法学部卒業後、さまざまな職を転々としながら作家を志す。1976年、『やっとこ探偵』で小説現代新人賞を受賞。40歳のときに、『黄色い牙』で第83回直木賞を受賞する。その後もミステリー、歴史、エッセイなどの多彩な作品を発表する。また、「よい子に読み聞かせ隊」を結成。自ら隊長となり「読み聞かせ」の実践活動を通して多くの子どもたち、そのお母さん、お父さんと交流を深める様子は、多くのメディアに取り上げられてきた。2010年4月からTwitterを開始。読む者の心に響く名言や、質問者に的確なアドバイスを送る人生相談が話題を呼んでいる。


※画像提供:エムディエヌコーポレーション


    
  • 書名 生きる力
  • サブタイトル83歳車いすからのメッセージ
  • 監修・編集・著者名志茂田景樹 著
  • 出版社名エムディエヌコーポレーション
  • 出版年月日2023年7月21日
  • 定価1650円(税込)
  • 判型・ページ数四六判、240ページ
  • ISBN9784295205333

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