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60歳過ぎた女性が「死ぬまでにやりたいこと」ナンバーワンは?

60歳すぎたらひとりを愉しむ100のこと

 宝島社の人気シリーズ「60歳・100のこと」の最新刊、『60歳すぎたらひとりを愉しむ100のこと』が2023年7月3日に発売された。中尾ミエさん、萬田久子さん、宮本信子さんに続く「カバーガール」はジャーナリストの安藤優子さん(64歳)だ。

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 以前は60歳といえば「還暦」。のんびり余生を過ごすイメージだったが、令和の60代以上の女性たちはパワフルだ。家のことや介護、子どもの心配から解放され、誰にも邪魔されず、思い切り羽を伸ばせる「ひとり」の時間を楽しみたい。そんな女性たちの声にこたえて、シリーズ4作目となる今回は、人生の先輩やその道の有識者、そしていつも前向きにイキイキと暮らす人たちがすでにやっている「ひとりを愉しむ」ためのヒントやアイデアを、「旅」「推し活」「学び直し・趣味」「暮らし」「人間関係」「健康」「お金・仕事」「住まい」「食」「備え」の10テーマで100例集めて紹介している。

 なかでも、60代以上の女性が「死ぬまでにやりたいこと」のトップが「ひとり旅」。誌面では、高齢者の旅や介護付き旅行を専門に手掛けているNPO法人日本トラベルヘルパーの篠塚恭一さんが、大人世代が心から楽しめるひとり旅の醍醐味と安全・安心のコツを教えてくれる。

 篠塚さんによれば、30年ほど前までは、バス旅行でもひとり参加の人は1割もいなかったが、最近では女性のひとり旅は珍しくなく、ひとり旅専門の企画ツアーや、ホテルのひとり旅プランも充実しているという。安心・安全のためにも、慣れないうちは旅行会社のツアーに参加するのがおすすめだそう。

 また、「推し活」の記事では、BTSや大谷翔平選手、ゲームの登場人物など、さまざまな人の推しを大公開。最近の研究で分かってきた、推し活が脳の働きや心理状態に与える影響や、大人世代の推し活の効用について、専門家が解説している。

 「ひとりって友達がいなくてかわいそう」「ひとりになりたいなんて、わがままは言えない」...そんな考え方とはさよなら。ひとりを楽しめる大人になるために、今からさまざまな選択肢を用意しておこう。


※画像提供:宝島社


 
  • 書名 60歳すぎたらひとりを愉しむ100のこと
  • 出版社名宝島社
  • 出版年月日2023年7月 3日
  • 定価759円(税込)
  • ISBN9784299044495

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