2023年5月18日、教育家・小川大介さんの新著『子どもの頭のよさを引き出す 親の言い換え辞典』(青春出版社)が発売された。
本書は、家庭学習や親子の信頼関係、学校生活などの各シーンで「言ってしまいがちな言葉」を避け、「子どもに届く言葉」を使うための「言いかえ」の辞典。コーチング主体の中学受験専門個別指導塾で6000組の親子関係を見てきた小川さんが、その経験を活かして言いかえのコツを伝授している。
たとえば、「いつまでゲームしてるの!」という言葉は「今日はどこまでクリアしたいの?」と言いかえられる。親は子どもの将来を心配するあまり、必要以上に厳しい言葉をぶつけてしまいがちだが、それでは言葉は子どもに届かない。子どもの自主性を尊重した言葉づかいが必要なのだ。
このほか、「なんでこんな点しかとれないの?」は「もう少し取れるつもりだったんでしょ? 何があったの?」へ、「早くやりなさい!」は「宿題は何が出てるんだっけ?」へ、それぞれ言いかえることが推奨されている。
第2章以降は、日常のさまざまな場面に対応した言いかえが紹介されている。「家庭学習」「学校生活」「生活習慣」「親子の信頼について」など、細かいテーマごとに具体的な対応方法がまとめられている。
子どもが自分らしく人生を切り開いていくためには、親のサポートが必要不可欠。子育て世代にオススメの1冊だ。
■小川大介さんプロフィール
おがわ・だいすけ/教育家。見守る子育て研究所 所長。1973年生まれ。京都大学法学部卒業。学生時代から大手受験予備校、大手進学塾で看板講師として活躍後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。『5歳から始める最高の中学受験』(青春出版社)、『自分で学べる子の親がやっている「見守る」子育て』(KADOKAWA)など著書多数。
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