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月3万→30年後には1748万円に。プレジデントが「お金に困らない生き方」を特集

プレジデント(2023年5月19日号)

 2023年4月28日発売の「プレジデント」(2023年5月19日号)は、「お金に困らない生き方」と題した特集を組んでいる。最新版の「株・投資」の完全ガイドだ。

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画像は「プレジデント」(2023年5月19日号)

手取り7.5月分の貯金があれば、投資せよ

 『はじめての人のための3000円投資生活』などの著書がある、家計再生コンサルタントの横山光昭さんが、老後資金をつくるために、まだ投資を何も始めていない人に勧めるのが、「楽天証券もしくはSBI証券に口座を開設し、つみたてNISAで全世界株式型インデックスファンドを毎月一定額ずつ積み立てる」ことだ。

 積み立てを設定する際、分配金を元本に組み込み投資の資本にする「再投資型」を選び、複利を効かせるのがポイントだ。 毎月3万円の積み立てを30年間継続、年3%で運用したとすると、30年後には元利金合わせて1748万円にもなる。 ファイナンシャルプランナーとしての経験から、手取り7.5月分の貯金があれば、投資はできるという。

 確実に勝てるのは長期積み立てとETF(投資信託の一種)で、FX、仮想通貨、不動産はギャンブルなので手を出すな、と注意を喚起。また、投資は銀行員、証券マンには相談せず、本、雑誌で十分知識を得ることはできるという。

 つみたて投資協会代表理事の星野泰平さんは、「ドルコスト平均法」による「ほったらかし積立投資術」を紹介している。やはり、全世界株式を軸とすることを勧めている。マイナスを恐れるより一日でも早くスタートすることが大切だという。

新NISAのポイント

 2024年にスタートする新NISAについて、詳しく解説している。ファイナンシャルリサーチ代表の深野康彦さんによると、ポイントは4つだ。

 1 投資可能期間と非課税期間が無期限になる
 2 つみたて投資・成長投資の2枠が新たに誕生。併用ができる
 3 最大1800万円の投資枠は再利用できる
 4 現行NISAも別管理で保有でき、24年以降も一般5年・つみたて20年まで非課税

 このほかに、10倍株が見つかる7つの法則、クレジットカード投資で最大5%が還元される方法、絶対に投資してはいけない株と投資すべき株の見分け方など、投資に役立つ記事が満載だ。

 読み物としては、世界三大投資家の1人、ジム・ロジャーズさんへのインタビューが面白い。日本への投資は日本株ではなくインデックス投資を勧める理由など、独自の見解を披露している。

  • 書名 プレジデント(2023年5月19日号)
  • 出版社名プレジデント社
  • 出版年月日2023年4月28日
  • 定価840円(税込)

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