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うまい文章の3原則とは? 短く、近づけ、ひとつずつを意識しよう

プレジデント(2023年4月14日号)

 2023年3月24日発売の「プレジデント」(2023年4月14日号)は、「頭がいい文章、バカな文章」と題した特集を組んでいる。いい文章を書くヒントが満載のお役立ちの内容だ。

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「プレジデント」(2023年4月14日号)

論理的な文章に必要な型は3つだけ

 受験生から「小論文の神様」と呼ばれる多摩大学名誉教授の樋口裕一さんは、論理的な文章に必要な型は3つだけだという。

1 「頭括型」 最初に結論を書いて、その後に根拠を示し、理由を書く。ビジネス文書に向いている。
2 「尾括型」 最初に根拠や経緯を書いて、最後に結論をまとめる型だ。ビジネス文書には不適当だと言われるが、悪い報告をするときは、まず状況説明をした方がいいこともあるので、ケース・バイ・ケースで使い分ける。
3 「4部構成」 長い文章向き。第1パートで結論を提示、第2パートでその結論に対して想定される疑問や反対意見を提示。続く第3パートで疑問や反対意見に回答・再反論して強い根拠を示し、第4パートでふたたび結論に着地させる。

 いい文章にはもう一つの条件である「リアリティー」も欠かせない。リアリティーを出すポイントは、「固有名詞」「色」「動き」だという。より映像的になり、読み手の印象に残る。

最初の3行がカギになる

 朝日新聞の名物・名文記者として知られる近藤康太郎さんは、「文章は書き出しが命だ。最初の3行を外すと、最後まで読んでもらえない」と書いている。入社試験の作文など、多くの文章が採点される際には注意したい。その上で、「うまい文章」の3つの原則を挙げている。

1 文章は短くする
2 形容語と被形容語はなるべく近づける
3 ひとつの文に、主語と述語はひとつずつ

 コラムニストの東香名子さんによる、「大人の語彙力」パワーアップ100本ノック、という記事も参考になるだろう。たとえば、オフィスでの言い換えの例を挙げている。

「知っておいてください」→「お含みおきください」
「例の会議で出た事案ですが」→「当該の事案ですが」

 文章のプロが、「文章が書けない」病の克服法を伝授している。「文章を書くとき、何から書いたらいいかわからない」という質問に対して、「ダ・ヴィンチ」編集長の川戸崇央さんは、「結論から書くのが一番です。文章は伝えたいことがあるから存在するはず。ビビらずそれを書きましょう。ゴールを設定すれば文章に命が宿ります。まわりくどい文章は相手の時間を奪うだけ。プライベートでも仕事でも非モテの入り口です」と回答している。

 このほかに、プレゼン上手が教える「最強のPR術」では、企画書・提案書、履歴書・職務経歴書などの書き方を教えている。

 作文アプリの現状を紹介する記事は衝撃的だ。今、話題の「ChatGPT」の回答例を見ると、「もはや文章を自分で書かない時代がやってきた」と錯覚するような出来栄えである。これからは「文章力」に加え、「ツールを使いこなす力」ももとめられる時代である、とまとめている。


  • 書名 プレジデント(2023年4月14日号)
  • 出版社名プレジデント社
  • 出版年月日2023年3月24日
  • 定価840円(税込)

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