2023年2月24日発売の「プレジデント」(2023年3月17日号)は、「『英語』0秒勉強法」と題した特集を組んでいる。ちょっと意識を変えるだけで、英語力や習得スピードを大幅にアップさせることも不可能ではないというのだ。
ハーバード大学医学大学院で、脳科学の研究をしている勝見祐太さんが、「英語脳」のつくり方を解説している。「覚えて忘れにくい」方法とは、「文章を書くときは声に出してみる」「聞こえた英語をそのまま発音してみる」など、口、耳、手など体の各部分を同時に使って勉強することだ。「机に向かって黙々と勉強」は非効率だという。
偏差値30から英国ケンブリッジ大学で修士号を取り、京都で英会話学校を経営するまでになった塚本亮さんが英語上達のための3つの方法を教えている。
1 英語で日記を書く 簡単な単語でもいいから書いてみる 2 音読は発音よりリズムと強弱 英文を聞いて真似して音読する 3 定番フレーズは「出だし」特化で暗記する
偏差値38から英語系YouTuberになったタロサックさんは、英会話の習得に必要なのは、参考書2冊と気持ちだけだという。英単語は、『英単語ターゲット1200』(旺文社)または『DUO3.0』(アイシーピー)をすべて覚える。英文法は、『総合英語Evergreen』で十分。この2冊で英語の基礎を勉強しながら、YouTubeで英語系の動画を見て、英語を聴きながら真似して発音する「シャドーイング」や、同時に発音する「オーバーラッピング」をして、スピーキング力、リスニング力を鍛えることを勧める。これらを実践すれば、ゼロからでも1年間で日常英会話レベルは習得可能だという。
TOEIC満点を100回以上達成した英語講師の森田鉄也さんが、英語資格別の対策法を教えている。たとえば、TOEICは時間内に大量の問題を解く必要があるため、答えの該当箇所を見つける「スキャニング能力」を鍛える。緩急をつけて読むことがポイントだ。 英検は1問しか出ないライティングでどれだけ点数を取るかがカギなので、基本の型を学ぶこと。リーディングはていねいに読めばOKだという。
編集部が調べた「英語教材ランキング」も参考になるだろう。英語学習スマホアプリでは、動画配信の「TED」、英語YouTubeチャンネルでは、「Kevin's English Room」、英単語帳では『DUO3.0』が、それぞれ人気1位だった。このほか、レベル別のTOEIC対策法もまとめている。
英語ができるかどうかで年収に280万円の差があるという記事も載っている。コロナ禍を経て、英語力の重要性はますます高まっている。この春から英語の勉強を再開しようと思っている人には役立つ内容が詰まっている。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?