2023年4月18日、歯医者・秋本昌弘さんの新著『歯医者が通う歯科医が教える！健康長寿の人が毎日やっている歯にいいこと』（自由国民社）が発売された。
日本には約6万9000もの歯科医院があり、その数はコンビニエンスストアのおよそ1.3倍。健康保険制度が適用され、すぐに歯科治療が受けられる一方、日常的な口腔ケアに関しては先進国の中で後れをとっているとも言われている。
そうした中で見直されているのが、「健康寿命と口腔の関係」。本書では、糖尿病や心臓病、さらにはうつ病まで、全身の健康と口内環境の密接な関係についてデータを用いて解説している。
さらに「噛み合わせ」「くいしばり」といった身近な悩みから、歯科治療を受ける時に持っておきたい知識までを網羅的に紹介している。
1分でできる「噛むだけ健康法」として紹介する簡単なトレーニングやお口のストレッチは、忙しいビジネスパーソンから高齢の方まですぐに生活に取り入れることができる。
たとえば「顎ストレッチ」は、1分でできるお手軽な健康法。指を縦に3本揃え、口の中へ入れる。顎がちょっと痛いところで1分間保持する（できなければ20 秒くらいから始める）。それから指を出して、 ゆっくり閉じる。これを1日何回か繰り返すだけだ。
デンタルケアを習慣にすれば、健康寿命も長くなる。正しい知識を身につけて、将来のご馳走に備えよう。
【目次】
第1章 すべての病気は「歯」が原因だった！
第2章 誰も教えてくれない！ 健康寿命が10年延びる「歯の知識」
第3章 人間の健康は「噛み合わせ」と「噛み方」が９割
第4章 歯の痛みの原因を知れば人生が何倍も充実する
第5章 1分でできる「噛むだけ健康法」
第6章 健康寿命が延びる！ 歯医者との付き合い方
第7章 100歳まで虫歯にならない毎日のケア
■秋本昌弘さんプロフィール
あきもと・まさひろ／歯医者が通う自由診療の歯科医院 「アキモト プライベート デンタルオフィス」院長。1978年、埼玉県春日部市出身。北海道大学卒。独立開業前に勤めたクリニックでは、日本の上位5％になるほどの売上を記録し、年収も2000万円を超えるほどの人気の歯科医となる。しかし、売上重視の経営方針により、毎日40人を超えるほどの大量の患者の歯を削り、さばき、こなしていくだけの診療に疑問を感じ、退職する。歯科医になると決めた時の志を思い出し、「日本一患者の気持ちに寄り添う歯科医」を目指し開業。1日に4人だけを丁寧に診察し、「ひたすら削る治療」ではなく、「一生再発させないために全力を尽くす治療」を行うこととし、今もなお高校時代に夢見た「人の人生を変える歯科医」になるための挑戦を続けている。
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