2月13日発売の「AERA(アエラ)2023年2月20日増大号」(朝日新聞出版)の表紙には、俳優・ミュージシャンの星野源さんが登場。インタビューでは、まもなくリリースされるミュージックビデオ集について語っている。
アニメ『SPY×FAMILY』のED主題歌「喜劇」が国境を越えて人気を得たり、映画『GHOSTBOOK おばけずかん』の主題歌「異世界混合大舞踏会 (feat.おばけ)」がTikTokで話題になったりと、2022年も大活躍だった星野さん。2月15日には、2017年以降に発表されたミュージックビデオを集めたMV集が発売される。
収録されている映像は、星野さん曰く「明らかに通常のヒットチャートに入ってるような曲のMVではない」ものばかり。たとえば、ヒット曲「アイデア」のMVでは、アルバム「YELLOW DANCER」以降の集大成というコンセプトを表現するために、喪服を着て撮影した。
アルバム「POP VIRUS」の前に出す最後のシングルだったので、終わりを表現したいと思って、僕もバンドのメンバーもみんな喪服を着ています。「YELLOW DANCER」 以降の僕のお葬式みたいな、でも祝祭感のある、にぎやかなニューオーリンズのお葬式みたいな、そんなイメージですね。
かつて所属したバンド「サケロック」では自らMVを演出・編集し、1コマ単位まで細かく編集にこだわったこともあるという星野さん。そんな星野さんにとって、MVとは、楽曲にプラスアルファして作るものではなく、ひとつの表現としてなくてはならないものだという。
人によっては、MVを宣伝の手段のひとつとして考えている人もいるかもしれませんけど、僕の中でMVは完全に自己表現のひとつなので。自分の音楽活動の枠の中に入っているものだし、作詞作曲と同じようなものとしてMV制作があるんです。
さらに、今はTikTokやYouTubeショートで曲を知る人も多い。このような「音より先にMVを観る時代」には、MVが音楽活動の中でますます重要になってくるという。
インタビューではこのほか、ヒット曲「創造」のMVに込めた意図や、「喜劇」「異世界混合大舞踏会 (feat.おばけ)」について語っている。
今週号の「AERA」には、LGBTQを巡る差別発言で、荒井勝喜首相秘書官が更迭された事件についての識者インタビューも掲載されている。毎日新聞が荒井秘書官の「オフレコ」発言を実名で報道したことについて賛否が分かれているが、ジャーナリストの江川紹子さんは「報じるという判断は正しかった」と肯定的に見る。今回の発言は「居酒屋で記者と1対1で飲みながら聞き出した、個人的な発言」ではなく、「首相官邸という公的な環境で、秘書官の広報業務として毎日行われていた定例会見の場」での発言であり、取り上げることはむしろ「メディアの責任と役割」を果たす行為だったという。
記事では、LGBTQの当事者にもインタビュー。「悔しい、悲しい、つらい感情が入りまじった」「多様性や人権の尊重を口先だけでうたうのではなく、具体的な法整備をしてほしい」など、荒井秘書官の発言や、同性婚の法制化について「社会が変わってしまう」と、多様性を否定する発言をした岸田首相への想いが語られている。
連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、獣医師の太田快作さんをゲストに迎えた対談の最終回。「動物と一緒に暮らさない人生はもったいない」と語る太田さんに、松下さんが「僕がまずできることは、犬や猫と暮らす楽しさを伝えること」と応えている。
今号では、以下の記事も掲載。
「勝利」を急ぐプーチン 照準は来年3月のロシア大統領選
民間軍事会社「ワグネル」はどんな組織か
「金次第」のフィリピン入管施設 迷惑かけたのは日本側
「闇バイト」はすぐそこに 「うちの子に限って」が危ない
アルツハイマー新薬レカネマブの実力
コロナ禍と戦争の時代に宗教が担う役割
生田斗真×小山薫堂 伝えたいのは日常の中の幸せ
有村架純×今泉力哉 「大人」の外側で視野が広がった
BTS グラミー賞は不在でもスターの存在感
中学受験で落ちた子どもにかける言葉
働く女性の死産・流産 回復する間なく仕事復帰迫られ
大宮エリーの東大ふたり同窓会 ゲスト・隈研吾
現代の肖像 石川直樹・写真家
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