2022年11月30日『シンママのはじめて育児は自閉症の子でした』(KADOKAWA)が発売された。
フリーデザイナーでシングルマザーのまるさんは、自閉症の息子のリュウくんの育児に奮闘する。その様子はウォーカープラスで「自閉症育児奮闘記」として連載され、多くの読者の共感を集めた。本書は連載にエピソードを大幅に加筆して、書籍化したもの。
本書では、幼い息子が自閉症だと告げられ、悩み葛藤するまるさんの様子が描かれている。そして、ゆっくりと成長していくリュウ君の姿を通して、発達障がいを「性格の違い」と捉えていくまでに心境が変わっていったという。
発語の遅れや落ち着きがない3歳児検診など、発達障がい児あるあるの悩みが描かれている。一方で、電車をきっかけに言葉を覚えたり、保育園に馴染んでいく様子など、着実に成長していく姿も。療育通いや療育手帳の取得など当事者は知っておきたい情報も参考になる。
リュウくんは連載時からさらに成長し、まるさんは書籍化にあたってどのエピソードを加えようか迷ったという。
「息子の話はどんどん新しいストーリーが湧き出てくるので、何を(加筆エピソードとして)入れようかなと悩みました。OT(作業療法士)・ST(言語聴覚士)の訓練に通い出した話なども載せているので、これから受診を検討している方や、どんなことをするのかなど参考にしていただければと思います。あとは現在進行中の話など最新のテーマも描いていますので、ぜひ書籍を手に取って読んでみてほしいです!」
同じ悩みを抱えている方は、「うちだけじゃないんだ」と心が軽くなりそうだ。当事者の悩みや不安、そして育児の中の喜びの瞬間を理解することができる1冊。
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