9人にひとりが乳がんに。その9人にひとりが私でした。
2022年10月6日、乳がん患者の生活に迫ったドキュメント『おっぱい2つとってみた がんと生きる、働く、伝える』(北海道新聞社)が発売される。
『おっぱい2つとってみた』は、北海道テレビ放送(HTB)制作ドキュメンタリー『おっぱい2つとってみた~46歳両側乳がん~』(2020年放送)とHTBのWEBメディアSODANEでの160回を超える連載を一冊の本にまとめたもの。
長年ピンクリボン活動や乳がん患者の取材を続け、46歳の時に自身も両側乳がんをり患したHTBディレクター・阿久津友紀さんが、自らにカメラを向け、がんと診断された瞬間から次から次へと問題が押し寄せる患者の置かれている状況や悩みをリアルに描写。「9人にひとりがり患」「働く世代のがんは女性の方が多い」現状から「がんと共に生き、働く」ために必要なことを専門家などに取材、知っておきたい基礎知識もまとめている。
書籍版では、ドキュメンタリーやその後のYouTube・「SODANE」などでの情報発信を一冊に集約。情報があふれるSNS時代の病との付き合い方や小・中・高校で必修となっているがん教育の重要性など大切な情報が凝縮された本となっている。
阿久津さんは『「両側乳がん」と告知を受けてからの3年。本当にいろいろなことがありました。出会った患者さんには「ひとりじゃない」と教えてもらい、「乳がんを知らないとジャッジもチョイスもできない」ことを実感しました。がんになったのは誰のせいでもないのに、その社会との壁に苦しむ患者さんとのやり取りの中で、患者や家族、そしてその周りにいる人に「正しい知識をわかりやすく届ける」ことの大切さも知りました。小中高と若い世代のがん教育も始まり、がん患者をめぐる世の中は変わり始めています。だからこそ声を上げたい。次の誰かのためにと綴りました。』と発刊への想いをコメントした。
目次:
第1章 私の原点
第2章 2019年夏、両側乳がん手術
第3章 ドキュメンタリーの決意
第4章 乳がん患者 直面する社会の壁
第5章 自分らしく生きる女性たち
第6章 乳がん患者 知っておきたい基礎知識
第7章 新たなステージへ
■阿久津友紀さんプロフィール
1995年北海道テレビ放送(HTB)入社。長年ピンクリボン活動や乳がん患者の取材を続ける。2019年に両側乳がんをり患。取材者から乳がん当事者となった。自らにカメラを向けてドキュメンタリーを制作したほか、WEBメディアSODANE(SmartNews、yahoo!などで配信)で乳がん患者のリアルを綴り、その記事数は160本を超える。取材時から18年にわたるテレビだけにとどまらないSNS発信や啓発活動でギャラクシー賞報道活動部門選奨ほか評価を受ける。2022年7月より東京支社編成業務部長。オットと2匹の保護猫と離れ、単身赴任中。
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