2018年に他界した女優、樹木希林さんが生前に残した言葉を厳選した『樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ』(宝島社)が文庫化された。
本書には、インタビューからエッセイ、今では入手が難しいフリーペーパーや、当時のテレビや雑誌での発言を網羅的に120掲載している。
「どうぞ、物事を面白く受け取って愉快に生きて。あんまり頑張らないで、でもへこたれないで。」
「「いつかは死ぬ」じゃなくて「いつでも死ぬ」という感覚なんです。」
「私の原点は婆娑羅(ばさら=常識や道徳を打ち破る行為を意味する仏教用語)とかゲリラ。」
「自分で<人>を見極めるためには、一人にならなければならない。」
「人間はあした地球が滅ぶとわかっていても、きょうリンゴの木を植えなきゃならないものなのよ。そういうふうに考えて生きていきましょうよ。」
「(やり残したことは)私は別にないわよって。
でも、じゃあ、あると言えば果てしなくあるんですよ。人間っていうのはね。」
「失敗したらね、そこからスタートなの。あんまり深く考えない。」
「私は何でもおもしろがれるの。」
「もう、ロックには負ける!」
「結婚は分別がつかないうちにした方がいいよ。」
「「痛い」じゃなくて、「ああ気持ちいい」って言い換えちゃう(笑)。それが当たり前なんだと受け取って生活していく面白さっていうのがあるなって思うんだ。」
「人として生まれてきたこと自体、計り知れない魅力があると思うんだけど、それを出し切れていないんじゃないかなと思うの。」
30歳で内田裕也さんと結婚したとき、45歳で事務所から独立したとき、がんが発覚したとき、人生のさまざまな直面で樹木さんが紡いできた言葉は、わたしたちの悩みや不安を優しく吸い取ってくれる。仕事、恋愛、夫婦関係、育児、家族。誰しもが抱える壁を自分たちの力で乗り越えるためのヒントになるはずだ。
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