2022年4月から、高校の教科書が変わった。従来の国語、数学、理科、英語などに加えて、「地理総合」「歴史総合」「公共」「情報Ⅰ」「理数探求基礎」などの新しい科目が必修化された。
テーマを深く掘り下げ、学びと生活との結びつきを重視する新科目で学ぶ高校生たち。夕飯の席で勉強のことを聞いてみたら、親の知らないことを子どもがたくさん知っている！ なんていうことがあるかもしれない。
高校の新しい5つの科目を、予備校講師が大人に"ガチで"教えるシリーズ「新しい高校教科書に学ぶ大人の教養」が、秀和システムから刊行される。
すでに発売されているシリーズ第1弾は、『新しい高校教科書に学ぶ大人の教養 歴史総合』だ。
新しい歴史の科目「歴史総合」とは、どのような科目なのだろうか？ 内容は日本史Aと世界史Aを合わせたものだが、学習の狙いがこれまでとは異なる。「歴史総合」の狙いは、歴史上の出来事がどんな繋がりで起こったのか、他の出来事とどんな類似点・相違点があるかなどを考えることだ。
保護者世代は、歴史といえば「暗記する科目」と思っていた人が多いかもしれない。今年から、歴史は「理解・考察する科目」に生まれ変わるのだ。
「イスラム教」と書くのは間違い！？
時代劇の○○藩という台詞は間違い！？
ルイ16世は無能ではなく有能だった！？
タリバンの生みの親はイギリス人だった！？
などなど、大人の知らない今の高校教科書の新常識も盛りだくさん。科目の内容がわかりやすくまとまっているので、もちろん大人だけでなく、現役高校生の参考書としても使える。
■目次
年表
第1章 結びつく世界と日本の開国
第2章 国民国家と明治維新
第3章 総力戦と大衆運動
第4章 経済危機と第二次世界大戦
第5章 冷戦と世界経済
第6章 世界秩序の変容と日本
以降、以下のシリーズ4作が刊行予定だ。
『新しい高校教科書に学ぶ大人の教養 地理総合』（2022年8月刊行予定）
『新しい高校教科書に学ぶ大人の教養 情報I』（2022年秋刊行予定）
『新しい高校教科書に学ぶ大人の教養 理数探求基礎』（2022年冬刊行予定）
『新しい高校教科書に学ぶ大人の教養 公共』（2022年冬刊行予定）
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