人間関係について、漫才について、しゃべること、伝えること、そして言葉について。お笑い芸人なのに、人と「つるめない」性格のナイツ・塙宣之さんがそれでも人と関わりながら考え続けたことを、ときに鋭く、ときに脱線しながらぼやき倒す――。
2022年7月末、左右社より、『ぼやいて、聞いて。』(ナイツ・塙宣之)が発売される。
『ぼやいて、聞いて。』は、塙さん初のエッセイ集。「奢られるのが苦手すぎて、社長との飲み会を逃げ出し関係終了。」「女性トーンで喋る50代先輩男性芸人のイメージにひっぱられ、婦人用傘をプレゼント。」「野球が大好きなのに甲子園の応援に行かず。みんなが熱くなっているときになぜか冷めてしまう自分。」など、不器用な生活を送る中で生まれた「ぼやき」を書き綴っている。
芸人だけど、人となるべくつるまず、ちょうどよく関わりたい。そんな塙さんの人生哲学がつまった一冊だ。
【目次】
はじめに 僕はつるまない
第一章 とりあえず「人間関係」についてぼやきたい
第二章 それはそれとして「漫才」についてもぼやきたい
第三章 ついでだけど「違和感」についてもぼやきたい
第四章 なにはともあれ「雑念」についてぼやきたい
第五章 結びになりますが「言葉」についてぼやきたい
おわりに 喋ったぶんだけ聞きたいし、聞いたぶんだけ喋りたい
■塙宣之(はなわ・のぶゆき)さんプロフィール
芸人。1978年3月27日、千葉県生まれ。漫才協会副会長。2000年にお笑いコンビ「ナイツ」を土屋伸之と結成。08年以降3年連続でM-1グランプリ決勝進出。THE MANZAI2011準優勝、漫才新人大賞、平成25年度文化庁芸術祭大衆芸能部門優秀賞、平成28年度芸術選奨大衆芸能部門文部科学大臣新人賞など受賞多数。主な著書に『言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか』(集英社新書)『極私的プロ野球偏愛論 野球と漫才のしあわせな関係』(ベースボール・マガジン社)など。
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