もうすぐ夏休み。自由研究のテーマに悩むわが子に、どこまで口を出すべきかと迷っている親御さんも多いのでは?
そこでおすすめしたいのが本書、『きみもできるか!? 天才科学者からの挑戦状』(ポプラ社)だ。小学校低学年の子から楽しく簡単にチャレンジできるアイデアが40以上紹介されている。
本書は、「科学者からの挑戦状」という形でエジソンやアインシュタイン、ダーウィンなどの偉人たちの大発見にチャレンジすることができる。どれも身近なものを使ってできる簡単な実験ばかりだ。
1見開きに一人の科学者と、実験がひとつ掲載されている。科学者の子ども時代や失敗エピソードを紹介する漫画を読んだ後に、科学者のまねをして実験、という流れだ。世にその名を知られた「天才科学者」たちは、どうやって大発見をなしとげたのか? なぜこの実験をしようと思ったのか? おもしろいイラストで、着想のヒントがたっぷり描かれている。
実験で使う材料は100円ショップや薬局、スーパーなどで手に入るものばかり。米村でんじろうサイエンスプロダクションの協力のもと、安全・安心に取り組むことができるような注意書きやポイントが加筆されている。
本書に登場する科学者と実験の例をいくつか紹介しよう。
■チャールズ・ダーウィン ~ミミズのエキスパート~→ミミズの世界をのぞこう
→イチゴのDNAをとりだそう
→スライムをつくろう
→たこたこあがれ!(凧づくり)
このほかにも、ベンジャミン・フランクリンのページでは、静電気を使った暗闇の火花実験、アルベルト・アインシュタインのページでは、マシュマロでマイクロ波を測定する実験、キャサリン・ジョンソンのページでは、手でできる数学のマジックなど、やってみたくなる実験がいっぱい!
「自由研究、どうしようかな~」と相談してきたら、この「挑戦状」を渡して、子どもの「やってみたい!」を応援してあげよう。
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