6月24日発売の「プレジデント」(2022年7月15日号)は、「金持ち思考入門」と題した特集を組んでいる。モノの値段が上がったものの給料は増えない時代。富裕層のノウハウを取り入れて、人生リスタートのヒントにしてもらおうというものだ。
脳科学者の茂木健一郎さんは、染みついた「貧乏思考」をリセットし、「金持ち脳」になるための5つのスイッチについて説いている。
1 偏愛スイッチ 自分なりの視点を持てる 2 冒険スイッチ 大胆な行動がとれる 3 経営スイッチ 「お金の流れ」が見える 4 燃焼スイッチ コスパを度外視できる 5 脱力スイッチ 他人の評価が気にならない
たとえば、堀江貴文さんも高校時代はただのプログラミングオタクだった。もしオタクでなければ今の彼はないという。彼らの価値観や行動を学び、自分も真似してみることで、「金持ち脳」に変わることができるというのだ。
ファイナンシャルプランナーの藤川太さんが、1億円以上の純金融資産を築いたお金持ちの「お金の習慣」について書いている。富裕層は投資が大好きで、投資するために他の支出を削っている。また相場の下降局面では、むしろ買い増すという人が42.0%いた。狙っていた銘柄の株価が実力以上に下がる状況は、彼らには「バーゲンセール」に見えるという。
また、長期的な視点を持ち、世界の動きもよく見ている。日本について悲観的な見方を持っている人が少なくない。円の価値がなくなることに備え、外貨に分散しておくなどリスク管理もしている。「円安」も織り込み済みなのだ。
お金のことを学ぶためにはどんな本を読んだらいいのか。有名企業のトップが挙げた「生涯最高の1冊」には、こんな本がある。
SOMPO HD グループCEOの櫻田謙悟さんは『DIE WITH ZERO 人生が豊かになり過ぎる究極のルール』(ビル・パーキンス著、ダイヤモンド社)、積水化学工業代表取締役社長の加藤敬太さんは『よき社会のための経済学』(ジャン・ティロール著、日本経済新聞出版社)をそれぞれ挙げている。他にも経営戦略などの本が並んでいる。経営トップの人たちは本をよく読んでいるようだ。
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