愛らしくてマイペース。ときどき気分屋さんだけど、そんなところもキュートな愛猫の気持ちがわかったら、もっと楽しく暮らせるかも。どうしたら、猫の気持ちがわかる? 猫の「こころ」と「からだ」の不調がわかる『イラスト解説 猫のしぐさ解読手帖』(誠文堂新光社)が7月6日に発売される。文字とおり、猫のしぐさを解読したものだ。
本書では、頭突きやスリスリなどパーツ別のしぐさ、からだ全体のしぐさ、暮らしの中のしぐさに分けて、猫たちの変化や不調に対して徹底解説している。猫のイラストが描かれた下記ページ「この本を使い方」から気になるしぐさに飛んで、「こころ」と「からだ」の異変や猫の気持ちにアタックしよう。
例えば、室内で過ごす猫たちは、よく特にないもない虚空を見つめ、ぼんやりとしていたり、何かを目で追っている様子はないだろうか。もしかして霊現象的なもの?と少し怖く感じることもあるかもしれないが、それが何なのかは永遠の謎だという。
猫の目は視野の中心部にしかピントが合わないとされていますから、空中に舞うホコリの一粒にピントが合って、それを見ているのかもしれません。
その他にも、耳や尻尾の動き、鼻の濡れ方、前足モミモミや毛づくろいなどの「しぐさ」に加えて、 耳をしょっちゅうかくワケや、暗くて狭いところを好む理由など、気になる60以上の「しぐさ」について解説している。
「耳に傷や黒い耳垢がついていたら病気かも。無理にいじらず耳垢ごと動物病院へ。」
また、暗くて狭いところが好きな猫は、押し入れやクローゼットなど入ってほしくないところに引きこもったりする。本書によると、寝ている姿が平和そのものなら心配はないが、からだの具合が悪いときも本当に引きこもるという。新入り猫がきた、部屋の模様替えをしたなど、環境が激変した直後だと、少し注意して見てあげることが必要。そんなときは、いつもよりスキンシップを大幅に増やしてあげるのがおすすめだ。
「猫がうつ病になるかどうかは不明。隠れるだけじゃなく、食べなくなったら要注意。」
動物学の専門家が、猫たちが「しぐさ」から教えてくれる行動の意味と対処法を可愛いイラスト付きでお伝えする本書。猫を飼う人にとって、必須の1冊といえるだろう。
【目次抜粋】
巻頭スペシャル:
・目:壁に向かって一点を凝視。何をみているのかわかりません
・鳴く:まるで遠吠え!家じゅうに響く声で鳴き続けています
・お尻:お尻をやたらとなめています。見た目は異常がなさそうだけど
第1章:猫のパーツ別のしぐさ
・頭:頭突きとスリスリ。よくしてくれるけど愛情表現ですよね?
・目:どアップで私を見ています。これって何かの意味があるの?
・耳:立てたり伏せたり、あちこち向きを変えたり。なぜあんなに耳を動かすの?
第2章:猫のからだ全体のしぐさ
・咳をする:最近咳をよくするようになりました。大丈夫でしょうか?
・走る:トイレに行く前とトイレから出たとき突然、走り始めるのはなぜ?
・噛みつく:突然、手に飛びついて噛みついた。叱るとますます興奮。どうすれば?
第3章:猫が暮らしの中でするしぐさ
・眠る:布団の中に入ってくるとき布団をかくけど、あれは「入れて」の合図なの?
・飼い主との関わり:最近、お気に入りの猫じゃらしで遊ばなくなった
・なぜ?
■加藤 由子(かとう よしこ)さんプロフィール
1949年大分県生まれ。日本女子大学卒業。専門は動物行動学。移動動物園、多摩動物公園・上野動物園の動物解説員を経て、主に動物関係の本を著述。絵本に『どうぶつのあしがたずかん』、著書に『雨の日のネコはとことん眠い』『猫とさいごの日まで幸せに暮らす本』『ネコ好きが気になる50の疑問』 など多数。
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