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フィンランドの36歳女性首相が語った「ガラスの壁」と「NATO加盟」。アエラが独占インタビュー

AERA(アエラ)2022年5月30日増大号

 5月23日発売「AERA(アエラ)5月30日増大号」(朝日新聞出版)は「フィンランドの決断」と題して、フィンランドのNATO加盟申請を特集。来日したフィンランドのサンナ・マリン首相への独占インタビューや、国際政治学者の藤原帰一さんによる解説などを掲載している。

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画像は「AERA(アエラ)5月30日増大号」(朝日新聞出版)

 インタビューでは、話題の「NATO加盟」について、当事者であるマリン首相が直接解説している。

 2022年5月18日、フィンランドは北大西洋条約機構(NATO)への加盟を正式に申請した。70年以上にわたって軍事的中立を保っていたフィンランド。歴史的な方向転換の理由には、ロシアのウクライナ侵攻がある。ロシアが隣国、ウクライナに「極めて侵略的に振る舞っているのを目の当たりにしている」フィンランド。サンナ・マリン首相は「このようなことがフィンランドで絶対起きないようにしたいのです」と語る。

 1300キロあまりにわたってロシアと国境を接していて、第2次世界大戦中には2度にわたってソ連の侵攻を受けたフィンランドでは、ロシアに対する警戒心は強い。第2次世界大戦後はソ連に、ソ連崩壊後はロシアに配慮してNATO加盟を見送ってきた。案の定、今回の加盟申請を受けて、ロシア外務省は「外交政策の過激な変更だ」と声明を発表し、ロシア軍機はフィンランド領空を2度にわたり侵犯したという。しかし、マリン首相は以下のように断言している。

 「私たちの決断に対して、ロシアがどんな行動をしかねないかわかりません。しかし、私たちは自分たちの利益に基づいて決断しなければなりませんし、その権利があります。決断は誰に対抗するものでもありません。」

「34歳女性」の首相と「ガラスの壁」

 2019年、史上最年少の34歳という若さで首相の座についたマリン首相。やはりフィンランドには女性を阻む「ガラスの天井」は存在しないのか......と思ってしまうが、それは誤りだという。

 「ガラスの天井はいつでも社会に存在します。私たちは闘っているのです。たとえば、育児休業の改革について話しましたが、それもその一つです。子どもが小さいうちは依然として母親に大きな負担がかかります。 父親がもっと育児に携わるべきだと思いましたし、それは義務ではなくて父親の権利でもあります。(中略)未来に向けて格差は解消し、ガラスの天井は日々破っていかねばなりません。」

 そして、マリン首相は、首相と同じように子育てとキャリアの両立に取り組んでいる日本の女性へのメッセージを求められ、次のように答えた。

 「皆さんに強調したいのは、あなたは仕事も家族との生活も両立できる、その能力があるし、権利もあるということです。子どもや家族は人生を豊かにしてくれます。もちろん、それが大変なのはわかっていますが、両立できるようにするのが社会の義務であり、政治の役割です。」

相葉雅紀が表紙に登場

 今月号の表紙は、俳優・タレントの相葉雅紀さん。表紙では、テレビなどで見せる天真爛漫な「相葉ちゃん」とはまた違う、影をたたえた表情を披露。本誌表紙フォトグラファーの蜷川実花さんが相葉さんのまた違う一面を引き出している。

 インタビューでは、12年ぶりの主演舞台「ようこそ、ミナト先生」を前に、大きな秘密を抱える複雑な役に挑む思いを語った。相葉さんが演じるのは、一見人当たりはいいけれど、大きな秘密を抱えるという複雑な人物。12年ぶりの舞台でいきなり難しい役どころを引き受けた。表では人当たりはいいけれど、裏には大きな秘密を抱えるという。

その感じをどう表現していくかが難しさであり、楽しさでもあり、突き詰めていきたい部分です

 今作の演出家、宮田慶子さんとは旧知の仲。2005年に上演された「燕のいる駅」で出会い、以降「忘れられない人」 「グリーンフィンガーズ」 「君と見る千の夢」 と、立て続けにタッグを組んできた。相葉さんにとって宮田さんは「お芝居のすべてを作ってくれたお母さんみたいな存在」だという。

 相葉さんにとって、舞台は「お客さんと緊張感を共有する」特別なもの。直接ファンと顔を合わせられる場は、「(嵐は)休止中だからライブはないし、コロナ禍で番組の観覧もほぼない状態」。だからこそ、ファンと同じ空間にいられる舞台は貴重であり、「ファンの皆さんも待ってくれていると思いますけど、僕はそれ以上に待っている」と語っていた。

 さらに、月2回連載「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」は、Instagramのフォロワー45万人超の濱田英明さんを先生に迎えての第2回。4月から始まった連載・大宮エリーさんが同じ東大出身者と語り合う「東大ふたり同窓会」には小沢健二さん、King Gnu井口理さんがホストを務める人気の対談連載「なんでもソーダ割り」には、ゲーム実況者・YouTuberのわいわいさんがゲストとして登場する。

 今号ではほかにも、

ワクチン4回目接種で終わりではない
マスクは「屋外で必要なし」理由と条件
医療従事者「7割が辞めたい」の背景に感染恐怖と偏見
終わりなき障害児育児 仕事との両立に幾重の壁
ヨシタケシンスケワールド全開
バタースイーツの進化 心も溶ける究極の背徳感
最新「つみたてNISA売れ筋ランキング30」
元テレビ東京・佐久間宣行さんの〝戦わない〟仕事術
秋篠宮さま 皇族としての「立場」と「自分」
午後3時のしいたけ.相談室
ジェーン・スーの先日、お目に掛かりまして

 などの記事が掲載されている。

画像提供:朝日新聞出版
  • 書名 AERA(アエラ)2022年5月30日増大号
  • 出版社名朝日新聞出版
  • 出版年月日2022年5月23日
  • 定価470円(税込)

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