豊田悠による人気コミックを原作にドラマ化されて社会現象を巻き起こし、4月8日の劇場版公開も迫っている『チェリまほ』。今回は、そんな『チェリまほ』にハマった方にオススメのBLコメディ漫画を紹介する。
最初に紹介するのは、『夢中さ、きみに。』(和山やま)だ。
『女の園の星』で人気を博した和山やまによる、大西流星主演でドラマ化もされた傑作短編集。中でも人気が高いエピソードが、「うしろの二階堂」だ。
高2男子の目高優一は新学期の席替えで、不気味なオーラをまとって学校中から避けられている男・二階堂明の前の席になってしまう。背後から溢れる不穏さに怯える目高。もういっそのこと話しかけてみるか......。
「二階堂...伊藤潤二の漫画に出てたよね?」「......え......俺...?」
思いがけず交流を深める中で、二階堂の秘密を知ってしまった目高は――。
ギャグの独特なテンポが癖になる、異色のBLコメディ!
続いておススメするのは『鯛代くん、君ってやつは。』(ヤマダ)。
目つきの悪いコワモテ鯛代(たしろ)くんは、大学に入ったばかりの新入生。見た目は怖いが中身はオタクのコミュ障なので勘違いされがち。そんなある日、大好きな先輩・蛯原(えびはら)と、財布を拾ったことをきっかけに急接近! 好きなアニメが同じで見た目を気にせずフレンドリーに接してくれる先輩に、鯛代くんはつい――。
「あの、ずっと前から、先輩のこと好きだったんですけど......」
「はは......さようなら......」
鯛代くんの恋路やいかに!?
ヘタレイケメン後輩×ツンデレ先輩のニヤニヤラブコメディ!
最後に紹介するのは、『いとしの猫っ毛』(雲田はるこ)だ。
幼なじみで恋人のみいくんのもとへ上京してきた天然どさん子ボーイの恵(けい)ちゃん。二人はみいくんが管理するアパート「またたび荘」で暮らすことに。ところが、個性的な住人たちに阻まれて、ゆっくり愛を育めない! 住人たちに振り回された恵ちゃんは、思わず愚痴をこぼしてしまう。
「おれ、24年も生きてきて、こんなに不安でいっぱいな日、無い」
「オレは24年生きてきて、こんなに嬉しい日は無いよ。こんなにすぐ、恵ちゃんの頭撫でられるもん」
『昭和元禄落語心中』でおなじみ雲田はるこさんのやさしい描写にうっとり。
ほのぼのカップルの猫系癒されボーイズ・ラブ!
いずれも、読めばニヤニヤすること間違いなしの名作揃い。マンガを読んで、『チェリまほ』劇場版の公開までにBLレベルを上げておこう。
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