テレワークでビデオ通話が多くなり、実際に相手と顔を合わせることが減った方も多いだろう。マスクを外していたとしても画面越しではどこか距離を感じるし、相手の人柄が分かりにくい。一方、マスク越しのコミュニケーションも、もどかしい面がある。1つの方法として、人相術を取り入れてみるのはいかがだろうか。
2022年2月25日『いちばんよくわかる人相術』(学研プラス)が発売された。
著者は、「「人相術とは、占術の長い歴史のなかで磨かれてきた統計学であり、人間学でもある」と語る東洋占術の重鎮・田口二州さん。数多の人間と接する中で読みとらえた情報を蓄積し、分類したものが「人相術」で、常にアップデートを重ねる人間データだという。
本書では、人相術の基本的な知識、読みとり方、考え方が紹介される。さらに、ビジネスシーンで有意義な活用術も掲載されている。
例えば、「眼」と「眉」からは多くの情報を読み取ることができる。マスクを着けている相手でも、相手の人物像をつかむことができるのだ。
両眼が離れている人はのんびりしていて他人の意見に流されやすい、目尻が下がっている人は誰からも好意を持たれる人に合わせるタイプなど、具体的に解説してあるので、自分の周りの人を思い浮かべながら読んでみてほしい。
ホクロは位置だけではなく、形状や色つやによっても吉凶判断が異なるので注意が必要だ。善玉と悪玉と表現され、男女でも異なるという。たとえば、生え際の中央にホクロがある人は、「生まれつきの運が悪く、意志がくじけやすい」という。女性の場合は「夫運が悪く、仕事で成功する」とある。また、額の中央にホクロがある女性も「夫によって不運になる」相が......。
実は人相術は奥行きが深く、「顔」だけでは判断しない。立ち居振る舞いや仕草、癖などから読みとる「姿相」、声の特質から分析する「声相」なども含めて「人相」となるのだという。具体例を挙げて、顔の印象や表情だけではわからない相手の性格や心情を察する方法も紹介しているので、ぜひチェックしよう。
逆に考えれば、自分の普段の仕草や癖が相手にどのような印象を持たれるかというセルフチェックにも使うことができる。椅子の座り方など何気ない動作を見直してみよう。
直接会いにくいご時世だからこそ、良い印象を与えたいものだ。自分自身の振る舞い方のチェックもかねて、人相術をビジネスに取り入れてみてはいかがだろうか。
■田口二州(たぐち にしゅう)さんプロフィール
純正運命学会会長。数々の伝統的な東洋の運命学を修めた占術家。プロの門下生だけでも全国に約70名を擁し、占術界「的中の父」として活躍中。各カルチャー教室にて人相教室を主宰。一人でも多くの人を幸福に導くべく、日夜研究・鑑定に邁進し、老若男女問わず多くのファンに親しまれている。
おもな著書・監修書は『いちばんよくわかる九星方位気学』『決定版 いちばんよくわかる手相』(学研プラス)ほか800冊を超える。
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