私たちの人生の現実は、
私たちの心を映す鏡である
2006年に出版されるや、多くの反響を呼び100万部を突破した、心理カウンセラー野口嘉則さんの著書『鏡の法則』(総合法令出版)。解説に大幅加筆した2017年『完全版 鏡の法則』(サンマーク出版)を経て、誰にでも読みやすいマンガになった。『マンガでわかる 鏡の法則』(サンマーク出版)は、2つのエピソードと心理学の世界を、謎の少年が案内してくれる。
『鏡の法則』オリジナル版をもとにしたストーリー「栄子の物語」は、このような概要だ。栄子は、息子がいじめを受けていることに悩んでいる。偶然猫を助けたことから知り合った謎の少年・田口学は、栄子にこうたずねる。「自分の子どもが人から責められて悩んでいるということは、栄子さん自身が身近な誰かを責めているのでは?」
栄子が誰かを責めたことが、人生という鏡に映し出された結果、大切な子どもを責められて悩むことになったのでは、と学は言うのだ。飛躍しすぎでは? と栄子は思うが、学の導きで本当の問題が明らかになっていく。
謎の少年・田口学とその祖父で心理学者の田口文人は、マンガ版オリジナルキャラクター。「鏡の法則」の真髄をわかりやすく解説してくれる。
学にたずねられ、栄子は自分が夫を軽蔑していること、父親に「ゆるせない」という思いを抱えていることに気づく。そこで学は、「ゆるすための8つのステップ」というメソッドを実行するよう栄子にすすめる。これにしたがってゆるせない人を「ゆるす」と、問題が解決していくのだという......。
本書には「栄子の物語」のほかに、マンガ版オリジナルのアナザーストーリー「愛未の物語」も収録。こちらは、社会人になっても過干渉で束縛してくる親に悩む女性のお話だ。さらにマンガのストーリーに加え、それぞれのストーリーの解説も充実の図解つきで読むことができる。
心のわだかまりがほぐれていく、「鏡の法則」の考え方とメソッド。あなたの悩みやもやもやも、学のアドバイスで解決するかもしれない。
【目次】
はじめに 二つの実話が教えてくれること
鏡の法則 オリジナルストーリー・栄子の物語
・人生は自分の心を映し出す鏡
・困難な問題が教えてくれるメッセージ
・ゆるすとはどうすることなのか?
・ゆるす前にやるべき二つのこと
鏡の法則 アナザーストーリー・愛未の物語
・親との間に境界線を引けない人たち
・子どもをコントロールしようとする親
・親と子が自立するために通る関門
・どうやって境界線を引けばいいのか
・自立のプロセスを妨げる罪悪感
・感情を吐き出すこと
ゆるすための8つのステップ
おわりに 解決できない問題は起きない
■野口嘉則(のぐち・よしのり)さんプロフィール
心の専門家、ベストセラー作家。
高校時代は対人恐怖症に悩むが、大学入学後、心理学や東洋哲学、人生の法則の研究と実践によって克服。(株)リクルート勤務を経て、メンタルマネジメントの講師として独立。1999年に心理カウンセラーとしての活動を始める。2003年にはメンタルコーチとしての活動も始め、心理学の手法を使ったコーチングの第一人者となる。また現在、インターネット上で「オンライン自己実現塾」を開講している。著書に、ミリオンセラーになった『鏡の法則』の解説部分に大幅加筆した『完全版 鏡の法則』の他、『「これでいい」と心から思える生き方』、文庫版として『3つの真実』『心眼力』(サンマーク出版)などがある。
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