1月14日発売の「プレジデント」(2022年2月4日号)の特集は、「運をつかむ習慣」。運がいい人は、なぜ運がいいのか? さまざまな角度から人間の「運」について、迫っている。
編集部が約2200人を対象にしたオンラインアンケートを実施。自分は「運がよい」と考える人と、「運が悪い」と考える人を抽出し、「運がよい」人の思考、行動、習慣をまとめている。
「運がよい」「どちらかといえば運がよい」と答えた人は84%、「運が悪い」「どちらかといえば運が悪い」と答えた人は16%。肯定的に考えている人が意外と多い。
「運がよい」と答えた人と「運が悪い」と答えた人の差が大きい質問を見てみると、「今の仕事が好きですか?」「自分はポジティブ思考だと思いますか?」などだ。分析にあたった、事業家の山口揚平さんは、「運とは、セーフティネットに支えられた自己肯定感と、物事に対して多様な視点を併せ持つことができる、柔軟性のある人についてくると言えそうだ」と、まとめている。
医師の加藤俊徳さんが、最新脳科学が解明した、人生快転の「小さな7つの習慣」を挙げている。同じ困難でも、成長のチャンスだと意気上がる人と、ツイてないと嘆く人がいる。しかし、すべては脳の感じ方次第。日々の習慣を見直すと、感じ方が変わり、運が開けるというのだ。その7つの習慣とは。
1 マルチタスクをやめる 2 困った人と距離をとる 3 ルーティンを決める 4 ご褒美を用意する 5 捨てる、余白をつくる 6 自分から発信する 7 手を動かして記録する
卓球金メダリストの水谷隼さんは、実は運が悪く「超ネガティブ人間」なのだという。「運が悪い」と悩んでいる人に、「まずその自分を受け入れること。そこから、どうすれば良くなるかを考えるといい」とアドバイスしている。良いときも悪いときもうまく対応できる習慣が身につくという。
明治大学文学部教授の齋藤孝さんは、口ぐせで人生が好転する、と書いている。ネガティブな言葉ばかり使うと幸せはどんどん逃げていき、逆にポジティブな言葉を使えば人生は好転するというのだ。
否定的な言葉は嫌な気分を広めるので、たとえば「その意見には反対だ」と言わずに、「たしかに、そういう意見もあるよね」といったん受け止め、意見を比較すれば最終的に妥当な案に決まるという。つまり、否定形をやめて肯定形で話をするということだ。また、動作や呼吸でプラス思考に変えることもできるという。呼吸とジャンプを組み合わせることを勧めている。
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