2022年は、スヌーピーの作者チャールズ・M・シュルツ氏生誕100周年。
スヌーピー公式サイトによると、シュルツ氏は1997年に75歳の誕生日プレゼントとして取った5週間の休暇以外、亡くなる直前の断筆宣言まで1日も休まず、17897日分のコミックを描き続けたという。それもアシスタントをつけることなく、たったひとりで。
コミック「ピーナッツ」の連載は、1950年10月にアメリカの新聞7紙でスタートした。今では75ヵ国、21言語、2200紙で連載されているという。
人々を惹きつけてやまないスヌーピー。この1年の疲れをほぐしてくれる、とっておきのスヌーピー本3選を紹介しよう。
『心をととのえるスヌーピー 悩みが消えていく禅の言葉』
(チャールズ・M・シュルツ 著、谷川 俊太郎 訳、枡野 俊明 監修)
本書は禅で「ピーナッツ」の世界を読み解いていく1冊。
じつは、スヌーピーは「読む坐禅」。「今を大切に」「人と比べない」「のんびりでいい」「貴重なひとりの時間」「自分のペースで頑張ろう」「思いやりを持つ」......。「ピーナッツ」の世界は禅に通じ、登場するキャラクターたちのセリフにも禅語と重なる部分が多く見られるという。
「主人公」(しゅじんこう)
「いついかなるときも本来の自己でいる」という意の禅語。瑞巌和尚は、毎日、自身に向かって「主人公」と呼びかけていた。
「勢不可使尽」(いきおいつかいつくすべからず)
ノリノリのときこそ、状況を慎重に見て行動せよ、という法演禅師の禅語。ウッドストックの様子には、この禅語がぴったり。
『ペンブックス みんなのスヌーピー』
(ペン編集部 編)
シュルツ氏が50年にわたり毎日コツコツと描き続けた「ピーナッツ」。
スポーツが得意で空想好きなビーグル犬のスヌーピー、赤毛の女の子に恋する飼い主のチャーリー・ブラウン......。個性豊かなキャラクターたちの何気ない日常を描きながら、人間の真理を鋭く突く。
本書は「ピーナッツ」愛あふれる永久保存版。「スヌーピーの原点を探る。」「3つのテーマで読み解く、シュルツの視点。」「ピーナッツの歴史とこれから。」「スヌーピーに会いに行く。」「クリエイターたちを惹きつけるスヌーピーの引力の正体。」の角度から、その奥深い世界へと案内する。
『心がスッと軽くなる英語フレーズ with スヌーピー』
(チャールズ・M・シュルツ 原作、山田 暢彦 訳)
本書は「ピーナッツ」から「自分や大切な誰かに贈りたい80のことば」を厳選した1冊。
まず、ページの表面でイラストを眺めながら英語フレーズを読む。このイラストとフレーズの組み合わせは何を言いたいのだろう? と思いながら裏面へ。フレーズの解説とフレーズを引用したコミックの解説を読み、そういうことか! と理解が深まる。
本書はもちろん普通の本としても楽しめるが、全ページ「切り取って使える」のがポイント。お気に入りのフレーズを目につくところに貼ったり、メッセージカードとして贈り物に添えたり、デスクに置いたり、使い方は自由。
自分だけでなく、大切な誰かに贈りたいことばが見つかる本。このコンセプトからして、かたまっていた心がスッと軽くなる。1年のしめくくりにおすすめしたい。
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