最近、マスクを外すときに少し緊張するという声を耳にする。ほうれい線や顔のむくみが気になって、オンライン会議なのにマスクをしたまま、なんて人もいるのでは? 年齢の割に若く見えると思っていたら、実は「マスク美人だった」なんて残念なことにならないための「老け顔」解消メソッドが、一冊の本になった。
「なっちゃん先生」の著書、『一生老けない顔になる 幼顔メソッド』(主婦の友社)は、顔の「若返り筋」のこりを「ゆるめ」、表情筋トレーニングで「育て」、思い通りに「動かす」ハウツーを、惜しみなく公開している。
なっちゃん先生は、「表情筋をゆるめて育てる」をモットーに予約8ヶ月待ちの美容サロン「UENOYAMA SALON」を主宰する「幼顔」専門家。骨ではなく、表情筋にフォーカスした施術「幼顔メソッド」を確立し、無痛で摩擦レス、持続可能なオーダーメイドセルフケアでお悩みを解決している。
目指すのはふっくら若々しい「幼顔」。ポイントは、「凹凸が少なくなめらか」「縦幅が短い」「横幅が狭い」「ぱっちりした目」の4つだ。
顔の筋肉がこると、エラやくぼみが目立ち老けて見える。さらに筋肉が重力に引っ張られると、たるんだ印象になり、むくみを招く。なっちゃん先生は、このような「老け見え原因」を、「若返り筋」に着目して解消していく。
まずは、老け顔要因を解消する大きなポイント、額・目の下の三角形・あご先の「若返り筋」をゆるめていく。
まずはあご先。唇の下のくぼみが硬くなっていたら、オトガイ筋がこっている証拠だ。口元を前後に動かして、オトガイ筋をゆるめていこう。
1.3本指であごをつかみ、少し下に引っ張る
人差し指と中指をそろえ、指の腹をあご先のくぼみに当てる。親指をあごの裏に添えて、3本の指で軽くあごをつかみ、下に軽く引っ張る。
2.「うーっ」と口をとがらせる
指の位置は変えずに、口を「うーっ」ととがらせる。このとき、唇の下のくぼみの筋肉が動くのを感じる。
3.唇の力を抜く
ゆっくりと唇の力を抜く。このとき、唇の下のくぼみの筋肉が動くのを感じる。2、3をリズミカルに3分間繰り返す。
続いて、鼻の脇の筋肉をゆるめてほうれい線を浅くする方法はこちら。鼻の脇の「上唇鼻翼挙筋」がこると、ほうれいせんが深くなってしまうのだという。この筋肉をゆるめ、こりをほぐせば、ほうれい線も浅くなる。
1.親指を小鼻の脇のくぼみに当てる
両手とも軽く広げて、それぞれの親指の腹を小鼻の横のくぼんだところに当てる。軽く顔を下に向け、視線を斜め前に落とすと指をあてやすい。
2.指で押し上げ筋肉をもみほぐす
小鼻の脇に当てた親指を目の方向へ動かし、鼻の横の筋肉を押し上げる。力を抜き、指を元の位置へ。この動きを90秒ゆっくり繰り返し、鼻の横にある筋肉をゆるめる。
さらに、目の下の緊張をゆるめると、頬に立体感が出る。
1.2本の指を小鼻とほうれい線の間に当てる
手元でチョキをつくったら、中指と人差し指をそろえほおに当てる。このとき、中指がほうれい線よりやや上にくるイメージ。小鼻の上のくぼみに指先を当て、口角より指1本分外側でハの字をつくる。
2.口を大きく縦に明け目の下を伸ばす
口を縦に大きく開くと同時に、指で頬の筋肉をぐっと押し上げる。口を縦に開けるときに、目の下の筋肉が頬へ近づいていくことも意識。この動きを2分間ゆっくり繰り返す。
このほかにも、眉間のシワやマリオネットラインなど、パーツ別のケアや好印象な笑顔の作り方も紹介。大きな写真で手順もわかりやすい。
1日3分の「10日間プログラム」は、1日ごとに、こりやすく衰えやすい筋肉を「ゆるめる」+「育てる」の2つのメソッドがセットになっている。10日後には、ほうれい線や口角の下がり、まぶたのたるみ、頬や目の下のくぼみなどの老け見え要因が改善するという。
実際に試した人たちのレポートも。短期間で効果を実感しているようだ。
幼顔メソッドでは、簡単なセルフケアで若返ることができるのが魅力的だ。マスクを外せる日が来たとき、自信を持って笑顔でいられるよう、1日3分のエクササイズを試してみては。
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