さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。BOOKウォッチも番組に参加しています。
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」 前回2021年11月15日は、「広告の未来を考える」をテーマに放送。BOOKウォッチ編集部おすすめの本は『心ゆさぶる広告コピー その言葉は、あなたの人生とつながっている』(パイ インターナショナル)。
本書は、人々の心を動かす広告コピーに焦点を当てた1冊。「わくわく」「うるっと」「どきどき」「はっと」などの感情別に作品を紹介している。番組テーマ「広告の未来を考える」ともマッチした内容になっています。
詳しくは、書評記事「「人を落とさず、自分が上がろ。」広告コピーは名言にあふれてる!」も合わせてご覧ください。
番組では、雑誌「広告」編集長で博報堂monom代表の小野直紀さんと、アドテック東京事業責任者でComexposium Japan株式会社代表取締役社長の古市優子さんが「今、広告で起きていること」などについて熱く語りました。
小野 雑誌「広告」は1948年に創刊された歴史ある雑誌です。
変わっていることに、平成になってから編集長が2~3年で交代し、広告のことをあまり取り扱いません。内容は、編集長が扱いたいテーマを設定し発信しています。
最新刊は「流通」をテーマに、表紙に各書店に届くまでの流通経路を乗せ、流通を身近に感じ雑誌を手に取ってもらえるよう工夫しています。
古市 アドテックとはAdvertising Technologyのことですが、これに関わる人を集めたイベントのことも指します。25年程前に始まり、13年前に日本に上陸して以来、幅広くなった広告全てを網羅するカンファレンスです。
アドテック東京は年に1度開催しています。コロナ禍の今年は、ハード面のテクノロジーより人間そのものなどソフト側について多く語られました。
小野 コロナ禍で命の危機を感じたことで、世界的に不満が爆発し、社会のあり方の問題意識が高まりました。今はこれらに呼応した広告が増えています。成長からサステナビリティへという傾向があると思います。
メディアの多様化と技術の発展でやることが増えたことと、SNSなどでダイレクトに反響があるので、広告が届くべき人ではない人たちへの配慮の必要性が顕在化しました。ブラックボックスだった企業の活動まで透明化できるよう、企業は正直である必要があります。
古市 広告は接触頻度が多く、無意識にロールモデルを牽引してしまうので、ダイバーシティーやSDGsなどに配慮したものが増えています。あとはデジタル化ですが、デジタルの中でも持続可能性が考えられています。
媒体が増えたことで広告は難しくなっており、トータルプランニングをする必要があります。そしてデジタルと共存していく必要があります。
次回は、本日11月22日(月)19時から引き続き「広告の未来を考える」をテーマに放送。
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