インド占星術は、ヨガやアーユルヴェーダと同じように、インドの伝統思想「ヴェーダ」の知識体系のひとつだ。インドでは、占いは論理的で数学的な技法を使った科学として扱われ、占星術を学ぶ国家機関もあるほど。日常生活にもビジネスにも国家運営にも重宝されているというから驚きだ。そんな占い大国インドでは、子どもが生まれたら占星術師を呼んで、人生に起こるすべての出来事を占ってもらう慣習があるという。
約5000年もの間愛され続けている「インド占星術」のわかりやすい入門書を紹介したい。
8月23日、『一番わかりやすい はじめてのインド占星術』(日本文芸社)が出版された。著者は、インド占星術を研究し、教える星慧学ラボ主宰者の村上 幹智雄さんだ。
「インド占星術」は、「西洋占星術」と何が違うのだろうか。
「西洋占星術」は生まれた年月日と時刻の時点で、星や月などの天体がどこに位置していたかをホロスコープで記す方法で、現世での発展や成功を重視するのが特徴。
「インド占星術」は、ある天体の座標を基準として30度ずつ12分割する方法でバースチャートを出す。そこから個性や運命などを読み解き、最善の人生を目指すことから、光の科学や運命の学問とも呼ばれている。
本書で扱う「インド占星術」では、自分と向き合うことをテーマとしているため、出生時の天体の配置を使って、生まれ持った運命を知り、今後の人生にどのように活かしていくかを客観視することができる。西洋占星術とは太陽星座が変わる人もいるため、西洋占星術とは違った自分の見え方が生まれるという。
本書では、次のテーマが読み解ける。
・自分の性格や才能、人生の目的や方向性
・仕事の適正や転職
・家族関係
・恋愛と結婚
・アーユルヴェーダでみるドーシャ体質(心身の体質)
全ページカラーで読みやすく、使いやすい。インド占星術の基本をまず、知り、自分のホロスコープを作ってみよう。書き込み式ワークや、わかりやすい解説もついているので、初心者でも安心だ。加えて、多数掲載されているホロスコープの実例や、未来予測の出し方を参考にすれば、すぐに実践に活かせる点もポイント。
先生直伝の解説動画がついているので、動画を見ながら、モチベーションもアップしよう。
「インド占星術」を使って、性格や才能、人生の目的や方向性、人間関係、恋愛と結婚、子ども、そして仕事、健康と病気、金運、競争力、霊性など様々な方向から自己を見直すことで、これからの人生の道標となるかもしれない。
■著者の村上 幹智雄さんのプロフィール
星慧学ラボ主宰。1978年生まれ。バックパッカーとして訪れたインドでヨガ哲学や瞑想、占星術と出会い、精神世界について学び始める。2012年よりインド占星術を教え始め、宇宙の法則を統合的に理解し、生きる智慧を深める研究を続けている。
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