なんと、尿酸値が高い人(高尿酸血症)は国内に約1000万人以上いるという。健康診断の結果を見て、このままではマズイ...と思った人も多いのでは。尿酸値が高いというと、すぐに思い浮かぶのは「痛風」だが、ほかにも動脈硬化や脳卒中、心血管疾患、慢性腎臓病など、重篤な病気の原因になることも。
今回は、食事や生活習慣を改善しているつもりでもなかなか数値が下がらない人にオススメの1冊を紹介する。
2021年8月11日『薬に頼らず痛風発作が防げる! 尿酸値リセット』(文響社)が発売された。
尿酸値が高い状態の「高尿酸血症」は、食事や生活習慣の改善ではなかなか数値が良くならない。そこで本書では、尿酸値の最大の敵・内臓脂肪に着目した「尿酸値リセット」の方法を紹介する。
考案したのは、東京慈恵医科大学で腎臓高血圧内科医を務める細谷龍男さんだ。痛風・高尿酸血症の名医として知られている。細谷さんが提案する尿酸値リセット法は、1日3分からできるお手軽な方法なので誰でも取り組むことができる。尿酸値が7mgを超える人は要チェックだ。
細谷さんによると、尿酸値が高い人の多くは、内臓脂肪がたまっているという。そのため本書では、内臓脂肪を減らして尿酸値をコントロールすることをめざす。
内臓脂肪を減らすには、食事制限や生活習慣の改善などが考えられるが、最もストレスなく取り組めるのが、「軽い運動」だ。本書では、今の体重をたった3%減らすことを目的に適度な運動を紹介していく。体重が60㎏の人なら1.8㎏、80㎏の人なら2.4㎏減らせば良いことになる。なんだか自分にもできそうな気がしてこないだろうか。
本書で紹介する運動のテーマは次の4つだ。
①副交感神経を優位にして痛風発作を防ぎ体幹も鍛える「尿酸値リセット呼吸」
②基礎代謝を上げ内臓脂肪の燃焼を促す「尿酸値リセット筋トレ」
③尿酸値を上げずに内臓脂肪を効率よく燃焼させる「尿酸値リセット足踏み」
④尿酸値低下体質をつくる「尿酸値リセットストレッチ」
内臓脂肪を減らすと、尿酸値以外にも生活習慣病などの予防にもつながる。生活習慣を抜本的に改善するのは難しそうだが、少し体重を減らすところからなら、今からでも取り組めそうだ。ちょっとした習慣で健康につながるお手軽さが嬉しい。
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