さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。BOOKウォッチも番組に参加しています。
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」 前回2021年4月26日は「介護現場はテクノロジーで変えられるのか」をテーマに放送。集部からのおすすめの本は『介護離職はしなくてもよい』(濱田孝一 著、花伝社)をご紹介。
本書がどんな内容なのかは、記事「介護離職する前にひとまず思い止まろう!」を参照。
番組では、 Panasonic Game Changer Catapult代表の深田昌則さんと、株式会社aba代表取締役CEOの宇井吉美さんが「シニアケアの取組み」や「シニアケアとテクノロジー」について熱いトークを繰り広げました。
深田 Panasonic Game Changer Catapultから生まれた製品で、いま力を入れているのが、社会課題解決のための製品「デリソフター」です。見た目も味もそのままというコンセプトで、摂食・嚥下障害をお持ちの方々がご家族と同じものを柔らかくして食べられるというケア家電です。
宇井 株式会社abaでは、テクノロジーで誰もが介護できる社会を作るというビジョンのもと研究を進めています。弊社が開発した排泄ケアシステム「ヘルプパッド」は、オムツを開けずに中を見たいという介護現場の声をもとに、オムツを外さなくても臭いを解析して排泄を知らせる製品です。
宇井 人口ピラミッドで圧倒的に高齢者側が多いため、介護者の能力をテクノロジーで拡張する必要があります。
我々技術者は介護対象者を監視するのではなく、介護者の目や耳を増やすことを目指しています。手がふさがっている介護現場は音が大事になるので、ここは工夫の可能性があります。
介護が抱える多くの課題を支援できる土壌がテクノロジー側にも出てきたと考えています。介護者を見守るシステムの開発こそ両者を守ることに繋がると考えます。
深田 いま一番の課題は、施設だけではまかなえない家庭での役割が増えており、家族の負担を減らしていくテクノロジーや製品が必要とされていることです。
ここはまさに家電メーカーである我々が担う部分です。介護問題は家族関係の悪化に繋がることも多いので、家族の負担を減らし、良好な家族関係につながるケア家電で貢献していきたいですね。
次回は、5月6日(木)19時から引き続き「介護現場はテクノロジーで変えられるのか」というテーマで放送。
詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを! スマホ・PCから「radiko」でも聴けます!
次回のみ放送日が木曜日(6日)に変更になっています。お聞き逃しなく!
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