死んだらどこに行くのだろう。死後の世界とはどんな場所なのだろう――。
2021年3月2日に発売された『「死」とは何だろう』(KADOKAWA)は、三大宗教をはじめ、多くの宗教の現場を取材し、「生」「死」ということに向き合ってきたジャーナリスト、池上さんとともに「死」を考える一冊だ。
「死とは何か」というそもそも論に始まり、人はなぜ死ぬのか、死ぬときにどんなことが起きるのか、そして、宗教によって異なる死生観についても掘り下げる。さらに、新型コロナに感染して亡くなった志村けんさんの例や、東日本大震災で大切な人との「突然の別れ」を経験した人の例から、「あいまいな喪失」にどう向き合うのかという難しいテーマにも、池上さんらしい鋭い視点で切り込んでいく。
また、巻末には宗教学者の釈徹宗(しゃく・てっしゅう)さんとの対談を収録。読者からの「死」をめぐる質問について真剣に回答している。
はじめに
第1章 そもそも「死」って何だろう
1.どのような状態が「死」なのか/2.〈死因〉で急増中は......
第2章 人はなぜ死ぬのだろうか
1.そもそもなぜ「死ぬ」のだろう/2.細胞が「死ぬ」ことで「生きている」?/3.自ら「死ぬ」細胞/4.アポトーシスがあるからこそ/5.もともと「死」はなかった/6.絶滅を防ぐアポトーシス
第3章 宗教でこんなに違う「死生観」
1.ジョブズから学ぶ「死生観」/2.世界1位の宗教人口...キリスト教/3.ムハンマドが伝えた「神の言葉」...イスラム教/4.極楽浄土を目指す...仏教/5.日本人の生活に溶け込んでいる...神道
第4章 「死ぬとき」に起こること
1.文豪も体験した死の不思議な現象/2.お迎え現象/3.臨死体験
第5章 「突然の別れ」と向き合う
1.「あいまいな喪失」と向き合う/2.新型コロナウイルス感染で別れもできず....../3.東日本大震災での「あいまいな喪失」に向き合った学生たち
第6章 「死」をめぐる質問にお答えします~池上彰×釈徹宗 対談~
新型コロナウイルスで増える自殺と、救われた人/求められる「死」の「参考書」/「歌」もあなたを救う/死につけこむ「悪いやつら」
読者からの質問1~7に答える
おわりに
コラム 世界のお葬式から 沖縄編/韓国編/台湾編/インド編/アメリカ編
「死」を考えることは、「生」と向き合うことでもある。今を精一杯生きるために、池上さんとともに「死」について考えてみよう。
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