本を知る。本で知る。

他社と比較してもうまくはいかないです

 さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。

※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」

 前回2020年11月30日は、前週(23日)に引き続き「企業文化をどう変えるか」をテーマに放送。編集部からのおすすめの本は23日の放送でお伝えした『ワークマン式「しない経営」』 (土屋哲雄 著、ダイヤモンド社)(※オンエアは23日)。どんな内容なのかは、記事「ワークマンは何を「しない」会社なのか?」を参照。

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写真は、『ワークマン式「しない経営」』 (土屋哲雄 著、ダイヤモンド社)

 「浜カフェ」の番組内では、本書の著者、ワークマン専務取締役の土屋哲雄さんと、日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクターの中竹竜二さんが「企業文化を変えるには」、「変化時に大事なこと」というトピックについて熱いトークを繰り広げた。

企業文化を変えるには

中竹 コミュニケーションで見えない信頼などが人や組織にどういった影響を与えるのか、という研究を最近行っていました。『ワークマン式「しない経営」』と同様にダイヤモンド社から本を出版させていただきます。タイトルはこれからです(笑)。
 組織文化というのは見えないので、他者から客観的にコメントを貰うのが一番わかりやすいです。変化を与えるには、まず現状がどういった組織文化を持っているのか、どこにいるのか、というのを明確にする必要があります。
入山 企業文化を変える時に大事なことはなんでしょうか。
中竹 企業文化という見えないものを変えるというのは気持ちで気持ちを変えようというものなんですが、それはうまくいかないです。その為、見えるところから、意識的な部分から変化を与える必要があります。
 例えば挨拶を必ず行う、など。大した事ではないかも知れませんが、それが出来ない文化があるからこそ、大切にする必要があります。

変化時に大事なこと

土屋 現場主義というのは現場に行く事ではないと思っています。現場の声を正しく聞くことが大切で、それが本当の現場主義と言えると思います。
 情報を多く持っているのは現場で、状況の変化を知っているんです。だからこそ社内エゴサーチの様なことを行うことを心がけています。
 私は文化を変えるには時間をかけることが大切だと思います。
中竹 基準は自分たちが変わらない文化を持っているのか、と言うのを考えることが大切ですね。他社と比較してもうまくはいかないです。自分たちが、どの様になっていくべきか、物差しの違う他社と比べてはいけないですね。

 次回は、本日12月7日(月)19時から「女性が輝く社会とは」というテーマで放送。
 詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを! スマホ・PCから「radiko」でも聴けます!


 毎週「月曜日」の19時からお聞き逃しなく!
 ※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」





   

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