本を知る。本で知る。

不安が多い今、子どもにこそ必要な「こころの練習帳」

「明日の発表、失敗しちゃうかも?」「わたしなんかができるわけない」
「同じ問題をまたまちがえちゃった!」「みんな、わたしのことをよく思ってないみたい」
「どうして自分には得意なことがないんだろう?」「えらぶのが本当に苦手」

 大人でも、自分に自信を持てなくなったり、思うようにいかなくて落ち込むことがある。人生経験の少ない子どもならなおさら、そんなマイナスの感情に対処できず悩んでしまいがちだ。

 2020年11月18日から発売中の『自分をすきになる こころの練習帳』(小学館)は、子どもたちが日常で出会う32のさまざまな心配ごとに対して、考え方やとらえ方など、取り組みやすい実践方法を紹介している。

画像は、『自分をすきになる こころの練習帳』(小学館)より(以下、同じ)
画像は、『自分をすきになる こころの練習帳』(小学館)より(以下、同じ)

 かわいいイラストとともに楽しく読み進めながら、自尊感情や自己肯定感を育んでいく練習帳だ。落ち込んだとき、「こんなふうに考えてみない?」「こんなふうに行動してみない?」と声をかけてもらうことで、心が少し軽くなるかもしれない。親子でいっしょに読むのも良さそうだ。

大人になっても使える、自尊感情の育み方がわかる
大人になっても使える、自尊感情の育み方がわかる

 著者のイ・ジョンホさんは以下のようにコメントしている。

「〝自分自身を大切に思い、すきになる心〟のことを『自尊感情』と言います。

 それは、キミ自身がどんなに大切ですばらしい存在であるか、自分に満足しているのかどうかを知らせてくれるとっても大切な気持ちのことです。

 この本を読むみなさんが、弱点や欠点をふくめありのままの自分となかよくして、自分の考えやすきなことを大切にして、自分をはげましたりなぐさめたりできるように、いっしょに練習していきます。

 この本で練習するように考えたり行動したりすることで、キミの『自尊感情』がすくすく育って、自分自身をもっとすきになれることを願っています」


※画像提供:小学館


   

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