さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)では、番組でBOOKウォッチ編集部がおすすめする本を紹介している。
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」前回の2020年11月23日は「企業文化をどう変えるか」というテーマで放送し、BOOKウォッチ編集部のおすすめ本は、番組ゲストの土屋哲雄さんの著書『ワークマン式「しない経営」』 (ダイヤモンド社)をご紹介。詳しい内容は、書評「ワークマンは何を「しない」会社なのか?」を参照。
番組内では、ワークマン専務取締役の土屋哲雄さんと、日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクターの中竹竜二さんが「ワークマンの企業文化」や「組織文化と目標」について熱いトークを繰り広げた。
土屋 「しない経営」というのは否定形に思えるのですが、実はポジショニングでして、ワークマンは競争したことのない会社なので、闘っても負けてしまうから、競争せずに済む分野で自分たちが得意な部分を探してやっていく、それ以外はしない、というのが「しない経営」です。
入山 ワークマンといえば全社員がエクセルを徹底的に使いこなすということで成功したというのが注目されていますよね。
土屋 そもそも上の人間も50%は間違ったことを言うんです。
それに、変化の時代なので正しいことを言えないと思うんです。
下の人間がちゃんと自身で考えて間違いを指摘できると言うのが良い会社だと思うんです。
データを見て仮説・検証をして筋肉に脳があると言うか、センサーにCPUがあるといった会社にしたいと思っています。
中竹 文化というのは暗黙の問いかけだと思うんです。
解を見つけられない心配や不安から上の人間に聞くんです。しかし、答えられない場合には暗黙の了解という前提を変えるしか無かったので、私が早稲田ラグビー蹴球部の監督の時には、何が正しいのかではなくて、何がしたいのか、何ができるのかを求める様にしました。
田ケ原 目標というのを定めると思うのですが、それが言語化できない、という悩みに対してどの様に考えていますか?
土屋 目標は難しいですね。トップが先見性のある方で決めることができればいいのですが、私たちは出来ないので、声のする方へ後追いで進化していくと言うのが会社の方針なんですよ。
高機能であり低価格であることは外さずに、5年先、10年先もやっていくと言う形で、目標というのはあまり持っていないですね。
次回は、本日11月30日(月)19時から引き続き「企業文化をどう変えるか」というテーマで放送。
詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを!
毎週「月曜日」の19時からお聞き逃しなく!
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?