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ひざが痛いのは軟骨がすり減っているからではなかった!

 年齢を重ねると「ひざの痛み」に悩まされる人も多い。その原因は軟骨がすり減るからだと言われるが、別なケースもあるそうだ。

画像は、『ひざのねじれをとれば、ひざ痛は治る』(方丈社)
画像は、『ひざのねじれをとれば、ひざ痛は治る』(方丈社)

『ひざのねじれをとれば、ひざ痛は治る』(方丈社)が、2020年7月1日に発売された。本書では、ひざの痛みが起きる原因の多くは「ひざのねじれ」だと説く。そんな「ねじれひざ」を解消する簡単なトレーニングがイラストつきで紹介されている。

画像は、『ひざのねじれをとれば、ひざ痛は治る』(方丈社)より。豊富なイラストでわかりやすい
画像は、『ひざのねじれをとれば、ひざ痛は治る』(方丈社)より。豊富なイラストでわかりやすい

 上の画像の左側が「下ねじれ」、右側が「上ねじれ」。ねじれが生じるとO脚となり、ひざ関節に負担をかけてしまう。ひざの痛みが生じる3大ポイント「膝蓋下(しつがいか)脂肪体」「薄筋」「伏在神経」から痛みが発生するようだ。

 ねじれは、関節の変形を生じさせる要因のひとつでもある。関節が変形すると、ねじれを悪化させることにもつながる。

 著者の土屋元明さんは、理学療法技術を軸にさまざまな健康技術を応用して健康をサポートする施設「動きのこだわりテーション」の代表を務める。理学療法士、呼吸療法認定士、日本メディカルフィットネス研究会常任理事などの経験をもち、現在は、加齢や運動不足による身体機能の低下を予防し、健康寿命を延伸するセルフケアの普及に努めている。

画像は、『ひざのねじれをとれば、ひざ痛は治る』(方丈社)より。タオルを使うトレーニング。特別なグッズは必要なし
画像は、『ひざのねじれをとれば、ひざ痛は治る』(方丈社)より。タオルを使うトレーニング。特別なグッズは必要なし

 本書では、ねじれを自分で見立てる方法を紹介。ひざの状態をセルフチェックし、自分の状態に合ったトレーニングに取り組める。家で簡単にきるものばかりだ。

 タオル1枚やガムテープ数枚など、身近にあるアイテムを使って、ずぼらな人でも続けられる簡単な「ひざトレ」。本書に掲載されているQRコードを読み取れば、YouTubeでトレーニングの様子が見られる。

 ひざトレの他に、ひざが痛むときの日常の動作のポイントなどもイラスト付きで丁寧に解説されている。最近、ひざが気になっているというなら、手に取ってみては。


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