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子どもが授業に集中できる「朝ごはん」って? 子育て中の管理栄養士による食事術

 今朝、まだ眠そうにしている我が子に「ちょっとでも食べていかないと、給食まで持たないよ!」と声をかけたママさん、パパさん。子どもに朝、何を食べさせたか覚えているだろうか。

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画像は、『子育て中の管理栄養士がやっている ゴールデンエイジ9歳から12歳のための食事術 最強の成長期を支える正しい食べ方』(発行:ダイヤモンド・ビッグ社、発売:ダイヤモンド社)

 朝食は、「とにかく食べさせればいい」というものでもないらしい。『子育て中の管理栄養士がやっている ゴールデンエイジ9歳から12歳のための食事術 最強の成長期を支える正しい食べ方』(発行:ダイヤモンド・ビッグ社、発売:ダイヤモンド社)には、「『朝に食べるもの』で授業に集中できるかどうかが決まります」と書かれている。ドキッとした人も多いのではないだろうか。

 著者は、病院での栄養指導や栄養ケアマネジメントに携わっている管理栄養士の福島咲子さん。自身も10歳、7歳、5歳、1歳の4人の子どもを持つ母親だ。

 本書の内容が一部公開されている。

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画像は、第1章より「脳を元気にするための7つの食べ方」

 「朝食抜き」がよくないことは知られているが、低血糖を招き、脳に大きなダメージを与えるという。文部科学省が朝食の摂取と学力との関係を調査したグラフも紹介されている。

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画像は、第1章より「脳を元気にするための7つの食べ方」。朝食に何を食べればよいかがわかる

 そして、朝食に何を食べるかも重要だ。糖質を大量に摂取した場合、登校後、授業中に低血糖状態になる可能性がある。低血糖になるとアドレナリンが分泌され、イライラして怒りっぽくなるそうだ。糖質は、砂糖などの甘いものやご飯やいも類に含まれる。朝ごはんの基本はごはんやパン、麺などの「主食」、肉、魚、卵などの「主菜」、野菜や海藻などの「副菜」の組み合わせで、バランスよく食べること。

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画像は、献立が考えられる書き込み式のシート
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画像は、実践的な献立表の作り方

 9~12歳までは、身体能力や運動能力、脳の神経系統などが著しく発達する時期。その発達のためにも"毎日の食事"が重要だ。1週間の朝食と夕食の献立が考えられる書き込み式のシートもあり、あらかじめ決めておけば毎日何をつくろうか悩まずに済む。

 栄養価の上がる食材の組合せや吸収率が高まるタイミングなど、具体的な食べ方も紹介されている。栄養のプロである著者自身が実践する食事術。子どものために書かれた本だが、忙しさを理由についコーヒーだけ飲んで会社へ行ってしまう大人にとっても食事を見直すきっかけになりそうだ。

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画像は、手作りおやつのレシピ

目次
序章:ゴールデンエイジに必要な栄養素とは!
~成長期の食事で知っておきたい3つのこと
第1章:勉強で頑張る子どもをサポートする食事術!
~脳を元気にするための7つの食べ方
第2章:運動で頑張る子どもをサポートする食事術!
~勝てるカラダ作りのための7つの食べ方
第3章:「おやつ=お菓子」ではありません!
~おやつの役割と選択に関する5つのポイント
第4章:簡単なのに効果絶大のお手軽メニュー!
~買い置き食材で作る手間いらずの35品
終章:ゴールデンエイジのための1週間の食事メニュー!
~「朝食」と「夕食」の献立表の作り方
付録:手作りおやつレシピ
~「和菓子系」「洋菓子系」「スナック菓子系」「デザート系」


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