子ども同士の「いじめ」問題は、いつ巻き込まれてもおかしくない身近な問題だ。2020年6月26日から配信されている電子書籍『息子がいじめの加害者に? 大原さんちの大ピンチ』(文春e-Books/文藝春秋)は、マンガ家の大原由軌子さんによる実話を元にしたコミックエッセイ。
大原さんには2人の息子がいる。長男が小学校5年生のとき、突然、いじめの「加害者」として関わっていると訴えられた。
長男はその時点まで親が見る限り、他人をいじめるような子には映らなかった。そして、いじめの被害者というのが、たびたび時には小さな弟と一緒に大原家に遊びに来ていた子だったという。
何かの誤解では? と思うが、「相手がいじめと受け取れば、それはいじめ」と考えていた大原さんは、先方への謝罪を含め、打てるべき手は打ったそうだ。それなのに、相手の母親の気持ちは収まらず、次第にエスカレートしていく。実はモンスター・ペアレント(モンペ)だったことが分かり、大原家は大ピンチに!
文春オンライン上では、6月29日から期間限定で「息子がいじめの加害者に?」のストーリーを公開している。第1話は、相手の母親から来たメールの文面から始まっている。最初は割と明るいトーンだったのが、少しずつ変化していく様は読んでいるだけでも背筋が凍るようだ。
著者の大原さんは、本書について以下のようにコメントしている。
「スクールカウンセラーさんや自治体の子育て応援センターの皆さんへの相談・手続き方法等も記してありますので、お役に立てる面もあるかと思います」
大原家が直面した、いじめ問題はどう決着するのか。「明日は我が身」と思った方は、ぜひ読んでほしい。
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