「週刊少年サンデー」(小学館)で2003年から11年まで長期連載し、06年からはテレビアニメも放送された、コミックスシリーズ累計1,700万部を超える妖結界バトルストーリー『結界師』(小学館)が、ついに完全版で登場した。全18巻あり、1巻はA5判で372ページと大ボリュームだ。
全18巻のカバーイラストは、すべて描き下ろし。さらに、連載当時のカラー原稿が完全再現され、貴重なイラストも収録されている。各話の間に収録されたカットや巻末の登場人物紹介も今回描き下ろしされたもの。キャラにまつわる裏話もあり、ファン必携のシリーズだ。
かく言う記者自身も、連載当初から「結界師」の大ファンだ。当時はおこづかいも少なく、少年サンデー本誌を毎週は買えず、原作コミックスを少しずつ祖母に買ってもらっていた。あのときは白黒でしか読むことができなかったカラー原稿を、まさか20代になった今、拝めることになろうとは......。自分で稼いだ給料で完全版を揃える愉しみは筆舌に尽くしがたい。
2020年6月18日に第1・2巻が同時発売し、以降、毎月18日頃に2巻ずつ刊行予定とのこと。作者の田辺イエロウさんは、公式ツイッターで次のように投稿している。
「加工とか入るので盛り盛り表紙になると思われます。できたら書店でお求め頂けるといいなあ」
また、田辺さんのツイッターでは、ファンが購入して投稿した完全版の表紙の写真を、田辺さんがリツイートする様子も多く見られる。もしかしたら、同じように完全版を購入して写真を投稿すれば、私も田辺さんにリツイートしてもらえるかも......!? ダメもとで挑戦するつもりだ。
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