沖縄や九州南部、四国では梅雨入りが発表され、いよいよ本格的な梅雨のシーズンが迫ってきた。梅雨の時期に気になることのひとつが洗濯。梅雨のじめじめした空気のなかでは洗濯物も乾きにくく、いつものように洗濯をするのは難しい。主婦の友社より5月29日に発売された『ナチュラルおせんたく大全』は、そんな面倒な梅雨の季節に備え、洗濯の知識を身に着けることができる書籍だ。
本書の著者は、全国各地でナチュラルクリーニングの講座を開講している本橋ひろえさん。本橋さんは、重曹、石けん、過炭酸ナトリウム、クエン酸、アルコールなどのナチュラル洗剤を使った洗濯や掃除を広める活動を14年間続けている。
「かゆい」「肌荒れする」「タオルが黒ずんでいく」などの悩みは洗濯物がしっかりと洗えていないからかもしれないと、本橋さんは指摘する。これらを解決するためには、洗濯物を洗濯機に入れるだけではなく、工夫が必要なのだという。その工夫とは、汚れの量に見合った水量、洗剤量で洗うこと。これは、食器洗いと同じ考え方なのだそう。
本橋さんのナチュラルクリーニングでは、汚れの種類にあわせ、酸性の汚れにはアルカリ性洗剤(重曹、過炭酸ナトリウム)、アルカリ性の汚れには酸性洗剤(クエン酸)、水で洗う繊維の汚れなどには界面活性剤(石けん)を使う。アブラ汚れに負けやすい石けんを重曹、過炭酸ナトリウムがサポートし、仕上げにクエン酸を組み合わせることで、アルカリ性の洗剤では落とせない石けんカスなどの汚れを流すことができる。また、お湯を使うとより効果的に汚れを落とすことができるそうだ。
また、上級編として、おしゃれ着の洗い方やシミぬき、手入れの仕方などについても詳しく解説されている。ダウンジャケットや夏物ジャケット、夏用掛け布団など大物洗いについての洗い方も紹介されており、これだけでしっかりと必要な洗濯の知識を身につけることができる一冊になっている。
なお、本書には洗剤を擬人化したキャラクターが登場する。導入の漫画は、漫画家の長浜のり子さんが担当。石けん王子をはじめとした可愛らしいキャラクターたちの活躍を通じ、ナチュラルクリーニングへの親しみが持てるようになっている。
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