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テレワーク時代のオープンイノベーションとは/『テレワーク導入の法的アプローチ』

 さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ、毎週土曜日18:00~18:57放送)では、番組のエンディング付近でBOOKウォッチ編集部がおすすめする本を紹介している。

 前回2020年5月9日は「テレワーク時代のオープンイノベーションとは」をテーマに放送し、編集部からのおすすめの本は、『テレワーク導入の法的アプローチ -トラブル回避の留意点と労務管理のポイント- 』(末啓一郎 著、経団連出版)をピックアップ。

『テレワーク導入の法的アプローチ -トラブル回避の留意点と労務管理のポイント- 』(末啓一郎 著、経団連出版)
写真は、『テレワーク導入の法的アプローチ -トラブル回避の留意点と労務管理のポイント- 』(末啓一郎 著、経団連出版)

 番組では、Yahooのメディアプロデューサー宮内俊樹さんと新規事業創出支援などを行う株式会社フィラメントCEOの角勝さんが今回のテーマについて語り合った。概要は次の通り。

テレワークの本質とは

入山 テレワークだと雑談がしづらいとか無駄に会議が増えると言われています。そのあたりの課題についてどう思いますか

 オンラインでは、「これをやらなきゃいけない」という明確な仕事には自分のリソースを割きやすいですが、「未来はこういうことができるかも」という何気ない雑談はしづらくなっていると思います。
 雑談にこそ、価値があるのではないかと思うものの、そこにエネルギーを割くことができなくなっています。我が社では「フィーカ」(スウェーデン語で「コーヒーブレイク」の意味)という「公式雑談タイム」をオンラインで毎日1時間設けています。最初は社内だけで雑談をしていましたが、今は社外の人も誘っています

入山 おもしろい!確かに雑談から何かがふと生まれることってありますよね

宮内 Zoom飲み会など、今はオンラインで何が生まれるのかを手さぐりで試している時期ですけど、これからもっと見えてくるかもしれませんね

 テレワークになってからプロセスが見えなくて成果だけが見えるようになってきているので、仕事を頑張っている風なのに結果が出ない人や、やっていないようなのに成果を残している人とか、そういったところがはっきりわかってきますね。テレワークの本質って「成果の見える化」に近づいていると思います

オフィスの価値について

 私は自宅がオフィスになるという最高さを知ってしまったので、もう動きたくないなと思っています(笑)

入山 多くの人は急に奥さんと一緒な空間で働かなきゃいけないので、家の中で領土戦争が起きていますよ。僕は敗北したのでダイニングで仕事をやっています

宮内 私はもともとオフィスはいらないと思っています。あるアメリカのベンチャーにオフィスの存在意義を尋ねたら「年に1回パーティーをやるため」という回答をしたところがありました。それをやれたらいいなと思っています

 次回の放送は、本日、5月16日(土)18時から「ソーシャルビジネスが活性化するには」というテーマでお送りします。
 BOOKウォッチ編集部からもおすすすめ書籍をご紹介しますので、詳しい内容が気になる方は、文化放送のエアチェックを!


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