読むべき本、見逃していない?

「大丈夫!」が口ぐせの人へ。そのモヤモヤは「厚化粧」が原因です!

 どんなに忙しくても、仕事を頼まれれば、断るという選択肢はない。家でも、家族のことを考えるとやむなしと、いつも自分を犠牲にしてしまう。はたから見れば、コミュ力が高く、仕事や家事、子育てをてきぱきとこなす「デキるひと」。その評価を自分でもまんざらでもないと思いつつ、「なんか私、いつも無理してる気がする......」と、モヤモヤを抱えている。

 そんな女性たちを、心理カウンセラーの根本裕幸さんは、「自立系武闘派女子」と呼ぶ。最新刊『「いつも無理してるな」と思った時に読む本』(大和書房)は、実在する11人の女性の悩みをもとにまとめたケーススタディだ。

画像は、『「いつも無理してるな」と思った時に読む本』(大和書房)
画像は、『「いつも無理してるな」と思った時に読む本』(大和書房)

 本書のはじめには、「自立系武闘派女子度」がわかるチェックリストが掲載されている。いくつも当てはまるという女性は、けっこう多いのではないだろうか。

□しっかり者で、ひとりで何でもできる
□周りから頼りにされている
□プライドはちょっと高めだと思う
□人に頼るのが苦手、甘えるのはもっと苦手
□弱みを見せることができない
□考えすぎたり、ひとりで抱え込みがち
□面倒見は良いが、自分のことはだいたい後回し
□「ちゃんとしなきゃ」と思うことが多い
□誰かのために頑張るのが好きだけど、いつもオーバーワーク気味
□「いい女」と言われることが多いけど、あまり自覚はない
□実は男女関係にちょっと自信がない
□いつも誰かの期待に応えている気がする
□自分はちょっと不器用なところがあると思う
□肩の力の抜き方がわからない

 根本さんは、自身のブログで、「今回の本はとても書きやすかった」と明かしている。年間100本以上のセミナーを行い、カウンセリングの予約は3か月待ち、という人気カウンセラーの根本さんのもとには、順風満帆な人生を送っているように見えて、実は生きづらさに悩んでいる「自立系武闘派女子」が多く訪れる。そのため、「題材はすぐ近くに転がっていた」と言う。

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写真は、著者の根本裕幸さん

 根本さんは、彼女たちの生きづらさの原因を、期待に応えたい、嫌われたくないという気持ちから、心に不必要な分厚い「メイク」をして素顔を隠しているからではないかと分析する。多くの女性は、心が「すっぴん」でも十分に美しく、その美しさを引き立てるメイクもできるのに、無理して頑張りすぎてしまっているというのだ。

 本書に登場する11人のプロフィールは、以下の通り(ブログより引用)。

(1)競争心(プライド)が強く、常に戦ってきたMさん。
(2)ずっと期待に応える人生を生きてきたHさん。
(3)「大丈夫」が口癖になってしまっているRさん。
(4)完璧主義でちゃんとすることにこだわっているAさん。
(5)誰かのために自分を犠牲にすることが当たり前のKさん。
(6)アイデンティティを喪失して自分が分からなくなってしまったNさん。
(7)罪悪感にまみれて重たい十字架を背負って生きているYさん。
(8)無価値感が強く、何をしても自信がもてないSさん。
(9)平和主義で「自分さえ我慢すれば」と思っていたTさん。
(10)理想主義で常に自分に厳しい課題を与えているEさん。
(11)思考でがちがちになってしまい、余裕がないIさん。

 根本さんは本書で、「11人の女性がそれぞれのテーマと向き合い、メイクを落とし、変化し、成長していく物語を描いた」という。

 読者も11のケーススタディを通じて「メイク落とし」をし、「すっぴん」の自分に出合うことを試みる。そして、ありのままの自分の美しさや可能性を認め、時にはメイクをし、時には「すっぴん」で幸せに生きていく道を提案している。

 「今さらすっぴんを人前にさらせない」としり込みしてしまうが、根本さんはメイクをすることも否定しない。人脈や処世術などメイクによって得たものを生かしながら、メイクをする、しないを選べる生き方を一緒に考えていきたいと語る。

 「なんだかなあ...」と思いながらも、つい「大丈夫!」と言ってしまう女性は、本書で「上手に甘えるテク」を学んでみてはいかがだろう。「オトコマエで頼れるひと」の印象が少々変わったとしても、円熟味が増し、より魅力的な女性になれるのではないだろうか。


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