学生時代の友人たちと、オンライン飲み会をしようということになった。さて、何を飲もうか。自宅なのだから焼酎ロックにあたりめでもいいはずだが、あまりにおっさんっぽい。女子会なら、やっぱりワインにチーズかな。
「何飲んでるの?」というところから会話が始まるのもオンライン飲み会ならでは。「これ、すごくおいしいから、今度飲んでみて」とすすめられる銘柄をいくつか知っておきたいが、なにしろワインは種類が多すぎて、どれがいいのかわからない。
大和書房の新刊、『先生、ワインはじめたいです!』は、記者のように「ワインは好きだけど、勘で選んでしまう」「品種も産地もカタカナばかりで覚えられない!」「そもそも、自分の好みがわからない」という人のためのワイン入門書だ。
イラストレーター・エッセイ漫画家のこいしゆうかさんが、ワイン研究家の杉山明日香さんに、ワインについてのあれこれを学んだリアルな体験を漫画化。ワインの造り方や基本のブドウの種類などの基礎知識から、好みのワインの見つけ方、料理とのマリアージュ、グラス選び、店でのワインの注文の仕方まで、ワインを楽しむために必要な知識がまとめられている。
こいしゆうかさんは、『カメラ、はじめます!』や『私でもスパイスカレー、作れました!』(いずれもサンクチュアリ出版)などの著書があり、難しいことをわかりやすく親しみのある漫画で表現することに定評がある。
一方、「ワインのプロ」として登場する杉山さんは、有名進学予備校で数学講師として教壇に立つかたわら、ソムリエールや唎酒師(ききざけし)としても活躍。ソムリエスクールも主宰し、「教えるプロ」としての顔も持つ。
そんな2人がタッグを組んで、ハードルの低いワイン本が完成した。ネットで買える1000円台からのおすすめワインや、インスタ映え間違いなしのサングリアレシピ、便利なワイングッズなど、「家飲み」をグレードアップする情報が満載だ。
ちなみに、上の画像で紹介されているのは、「ウルフ・ブラス イエローラベル シラーズ」の赤ワイン。高品質ながらコスパがよく、これまでに10,000以上の賞やメダルを受賞している、オーストラリアを代表するブランドだ。スーパーなどでもよく見かけるラベルで、入手しやすい。
オンライン飲み会で、サングリアづくりを実況中継するのも楽しそうだ。お気に入りのワインが見つかったら、本書とあわせて友だちに勧めたい。
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