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今だからこそ考えるスタートアップの可能性とは/『破壊者・UBERの正体』

 さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ、毎週土曜日18:00~18:57放送※2020年4月から放送時間変更)では、BOOKウォッチ編集部がおすすめする本を紹介している。

 前回2020年4月18日は「今だからこそ考えるスタートアップの可能性とは」をテーマに放送し、編集部からのおすすめの本は、『破壊者・UBERの正体』(Wedgeセレクション、宮田拓弥 著/中西享 著/Wedge編集部 著)をピックアップ。

写真は、写真は、『破壊者・UBERの正体』(Wedgeセレクション、宮田拓弥 著/中西享 著/Wedge編集部 著)
写真は、写真は、『破壊者・UBERの正体』(Wedgeセレクション、宮田拓弥 著/中西享 著/Wedge編集部 著)

 番組内では、スクラムベンチャーズ創業者兼ジェネラルパートナーの宮田拓弥さんとPanasonic GameChangerCatapult代表の深田昌則さんが「ビジネスコンテスト」の話題や「東京の今後」について、さまざまな角度でトークを繰り広げた。主な内容は次の通り。

Panasonicのビジネスコンテストとは?

 Panasonicのビジネスコンテストは、社員が新しいビジネスのアイデアを発案し、案を選びながら予算をつけていくものです。
 マーケティングのアドバイスなどをしながら、実際に世の中に出していくという活動をしてきました。
 2019年度に出てきた面白いものの1つに「パーソナル空気清浄マスク事業~エアリーテイル~」というものがありました。これはマスクを通じて、自分の吸う空気をきれいにするだけでなく、首元の風路のフィルターを通じてその周辺の30人分が吸う空気まできれいにしてしまおうというものでした。
 これは社会・環境を良くするための「ソーシャルアクション家電」です。

スタートアップに投資をしている側からみた今後の期待とは

 ここ2年は経済的に守りに入ると思いますが、人間の在り方が一気に不可逆的に変わるということはチャンスだと思っている人もいます。
 2017年から2020年まで、人間の移動距離は増えていて、飛行機などを使って移動しながら仕事をするのが近年のトレンドでした。でも、新型コロナウィルスが出て、zoomがトレンドになりました。これからはzoomをベースにさまざまなアプリが追加されていくと思います。もともと1000万ユーザーだったのがコロナ発生後は2億ユーザーに増えたそうです。

東京の今後について

 どこかに集まって暮らすことがナンセンスだという時代が2025年とか2030年に到来し、どんな場所に住んでいても今と同じような生活ができることが当たり前になるかもしれません。バーチャル映画館などが出来れば、もっとエンターテイメントを身近に楽しめるようになるのかもしれません。
 これまでは人が集まって生活することで、文明を構成してきました。でも、地方に分散して住んでいてもバーチャルで生活は豊かになる。そう考えていたことが、新型コロナウィルス感染拡大防止の取り組みの中で明確になってきています。

 次回の放送は、明日5月2日(土)18:00から「お笑いのイノベーションを考える」をテーマにお送りする予定です。BOOKウォッチ編集部からもおすすすめ書籍をご紹介します。

 詳しい内容が気になる方は、文化放送のエアチェックを!


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