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「今までの服がしっくりこない」カジュアル迷子問題の解決法

 モデル、プロダクトデザイナーとして活動している香菜子さん。1975年生まれで2児の母でもある。40代になって、それまで似合っていると思っていたボーダーやデニム、スモックのワンピースなどカジュアルな服がしっくりこなくなってきた。

 その理由は体形や肌質の変化。今の自分に似合うものを探して"カジュアル迷子"を克服し、見出したファッションの更新法をムック「リンネル特別編集 香菜子さんのおとな服練習帖」(宝島社)にまとめた。

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写真は、「リンネル特別編集 香菜子さんのおとな服練習帖」(宝島社)

 香菜子さんは、中学、高校生の頃は雑誌「オリーブ」や「mc Sister」を読んでオシャレを楽しんでいた世代。大学時代はハイブランドファッションに身を包んで、子育て中の30代からはボーダーやデニムなどカジュアルスタイルを通してきた。

 カジュアルが好きと分かった40代からの新ルールは、心地よさを重視する、ほどよくセクシーを意識する、その道のプロやおしゃれの先輩の話に耳を傾けることなど。

 デニムやカットソーなどの定番アイテムは数年ごとに似合うように更新していく。例えば、ボーダーのカットソーは、体のラインをひろわない厚みとハリのある生地のもので、大人っぽく見える細かいピッチの黒×白かネイビー×白。顔まわりが明るくなる白の衿ぐりがあるものを選んでいる(p.32)。

 デニムは、若見えするローライズは卒業して深めの股上に。ボーイッシュな服を着た自分に"イタさ"を感じてから見直し、だらしなく見えないよう着こなしを心がけているそうだ(p.37)。

 ほかに香菜子さんの好きなブランドや15年以上愛用しているアイテムの紹介、おすすめの美容法などを取り上げたコーナーもある。香菜子さんはナチュラルメイクだが、リップとネイルは気を抜かないようにしている。

 そろそろ、衣替えの時期。去年着ていた服に違和感がないか、ワードローブを見直す際に読んでおきたい一冊だ。

 香菜子さんは本書のあとがきで次のようにコメントしている。

「次々やってくる変化を悲観せず、"乗り越えなければならないお題"をゲーム感覚でクリアしていくたびに、新しい自分との出会いがありました。これからも、素敵な50代が迎えられるよう、経験値や体力を養っておこうと思っています」


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