映画やテレビドラマで幅広いジャンルの役柄をこなす演技派女優、財前直見さん。54歳になった現在は、故郷の大分で両親と13歳の息子と暮らしているという。そんな財前さんが2019年4月に出版した『自分で作るありがとうファイル』(光文社)が、じわじわ話題になっている。
財前さんは50歳になった時、長男の中学受験をきっかけに一念発起し、終活ライフケアプランナーはじめ、メンタル心理カウンセラー、上級心理カウンセラー、行動心理士など6つの資格を取得した。
本書は、その資格を生かして作った財前さんオリジナルの「エンディングノート」ならぬ「ありがとうファイル」だ。女優として活躍するかたわら、暮らしをよりよく楽しむことに並々ならぬ情熱を傾けている財前さんは、家族の一員として、一児の母としての経験と思いをもとに、こう名付けたという。
母レシピから、書類の在り処、お金のこと、災害や病気の時の対処法まで、普段から使えるのはもちろん、イザという時に役立つ家族の虎の巻としても、「終活」のいろんな壁を乗り越えるのにも役立つ。
用意するのはA4サイズのクリアファイルだけ。すぐにマイファイルが作れるように、スマホでもPCでもダウンロードしてすぐ使える38項目のシート(PDFファイル)が用意されている。いったん作成しても、気が変わったら、書き換えも入れ替えも自由だ。
「エンディング」というと、人生の終わり、「死」をイメージするが、財前さんの「ありがとうファイル」は、家族の未来を見据えた新しい人生ツールだ。
財前さんは、2020年4月28日、13時から放送予定の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演する。「ありがとうファイル」が生まれた経緯や使い方なども紹介する予定だ。
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