スパイス料理研究家の印度カリー子さんのレシピ本『フライパンひとつでスパイスカレー』(ぴあ)が発売された。タイトルにある通り、フライパンで簡単にできるスパイスカレーとスパイス料理が紹介されている。
発売決定時にはBOOKウォッチでも報じたが、本書には、余りがちなスパイスを最後まで楽しくおいしく使い切るアイデアがたくさん詰まっている。
最初は基本のスパイスの解説や「グレイビー」と呼ばれるスパイスカレーの"もと"の作り方が書かれていて、グレイビーは玉ねぎ、にんにく、しょうがをいためて、ターメリック、クミンパウダー、コリアンダーを混ぜて作る。カリー子さんは味わいの違う3つのグレイビーを提案している。以下の2枚の写真は『フライパンひとつでスパイスカレー』(ぴあ)より。
基本のグレイビーを使ったカレーは、王道のキチンカレー、さば缶とココナッツミルクを使ったカレー、絹揚げカレー、エビとトマトのカレー、ラムチョップのカレーなど。どれも、「とにかく作りやすさを重視した」というだけあって手順も少ない。以下の2枚の写真は、『フライパンひとつでスパイスカレー』(ぴあ)のカレーレシピより。
また、いつもの料理にスパイスを加えるレシピも掲載されている。たとえば、「クミン風味のカリカリ手羽元」は、手羽元をポリ袋に入れ、塩、クミンパウダー、しょうがとにんにくのすりおろし、ブラックペッパーを混ぜて味を染み込ませてから、最後に片栗粉を加えてすり合わせ、フライパンで焼くだけ。ほかに、スパイスをきかせた餃子、牛肉の煮込み、ピリ辛紅葉みぞれ豚などのレシピもある。
もっと簡単にスパイスを楽しめるよう、「卵かけごはん+クミンパウダー」、「みそ汁+ターメリック」、「コーンスープ+コリアンダー」などの"ちょい足し"スパイスのアイデアも掲載されている。
免疫力を高めたいと思う人にも注目されているスパイス。自宅で食事をする機会が増えたけれどレパートリーに困っているというなら、この機会にスパイス料理に挑戦してはいかがだろう。
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