いま、もっとも注目されているヘアメイクアーティストといわれているのが、paku・chan(パクチャン/・は星マーク)だ。人気パフォーマンスグループAAA(トリプルエー)に所属する宇野実彩子さんのメイクも担当している。
宇野さんは、30歳をすぎた頃からパクチャンと一緒に自分らしい大人メイクを探し、新しい自分を見つけ出した。講談社から発売されている『すべての「キレイ」に理由がある #かわいい超え 大人メイク教本』は、そんな二人によるノウハウ本。
誌面では、難しいテクニックではなく、基本のポイントをおさえることの大切さが書かれている。そして、まずは自分の顔と向き合って、嫌いな部分を隠すのではなく、好きだなと思える部分にフォーカスすること。好きな部分を活かすと嫌いな部分が気にならなくなる、というのが、数々のモデルのメイクをしてきたパクチャンの持論だ。
本書では、最初にスキンケアからベースメイク、ポイントメイクまでの流れがていねいに解説されている。メイクで別の人に変えるのではなく、その人の良さを引き出すことが大事で、そのためにもまずは基本のメイクを整える。本書で紹介されているコスメはパクチャンの溺愛コスメなのでラインアップも参考になる。
基本ができたら、次はアレンジ編。大人っぽくしたいなと思ったときに、普段のメイクにアレンジを加えるとしたら、眉を変えるといい。コツはいつもより少し濃く描いたあとに、眉マスカラで毛の質感をふんわりさせる。強めだけど軟らかさを兼ね備えた大人っぽさは、写真の宇野さんの表情を見ればわかる。
メイクがきまったら、ヘアアレンジにも挑戦したい。無造作につくるシニヨンとヘアピンを使ったダウンスタイルの、すぐにマネできそうな2スタイルが紹介されている。
本書のあとがきで、パクチャンは次のようにコメントしている。
「ひと昔前までは、メイク=テクニックにフォーカスされていた気がするんです。でもわたしは、『メイクって、難しいことは何も必要ないんですよ!』ということを改めてお伝えしたいと考えています。実際にこの本を手に取っていただいたみなさんに、伝わってくれていたら嬉しいです」
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