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イチローにも「辛口」を言えた野村さん逝く

 2020年2月11日に亡くなった野村克也さんは野球選手、監督としての活躍だけでなく、多数の著書を残したことで出版界にも貢献し、ファン層を広げた人だった。単行本、新書、文庫などを含めると、おそらく100冊前後にのぼる。野球論だけでなく夫婦論、人生論など幅広い。野球人でこれだけ多くの著書があるのは野村さんぐらいだろう。

 その出発点になったのは、1980年に現役を退いた後、81年から6年余り、週刊朝日で連載した「野村克也の目」だ。82年には早くも単行本になっている。12日の朝日新聞のスポーツ面では、かつての担当記者が、「朝日には世話になったから」ということで、野村さんが監督になった時期に時折、特ダネ的なネタを教えてもらったことを明かしている。

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写真は『イチローの功と罪』 (宝島社新書)

 BOOKウォッチでは近著の『イチローの功と罪』 (宝島社新書)、『野村のイチロー論』(幻冬舎)などを紹介済みだ。『功と罪』では「イチローは間違いなく天才」としつつも、苦言を呈している面もあり、野村さんらしい辛口を味わえる。

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