2019年10月10日発売の月刊「文藝春秋」(11月号)は、韓国の過剰な反日を批判して韓国で10万部以上のベストセラーとなった『反日種族主義』の著者、李栄薫・ソウル大学元教授(68)のインタビューを日本のメディアとして初めて掲載する。
反日姿勢を鮮明にする韓国・文在寅政権。しかし、李氏らの研究者グループは実証的な歴史研究により、慰安婦問題、徴用工問題、竹島問題などに関する韓国の反日は「嘘の歴史」にもとづくものだと論証し、韓国内で大きな反響を呼んだ。
韓国を代表する経済史学者である李氏はまた、韓国内では定説とされてきた「日本は植民地時代の朝鮮半島から搾取した」との収奪論の誤りを指摘。
植民地支配は70年以上も前に終わり、日本は謝罪と賠償を尽くし、W杯共催も実現して若い世代の交流が増えたにもかかわらず、なぜいまだに反日は続くのか?――インタビューの中で、李氏は韓国で反日がとめどなく再生産されるメカニズムを解き明かしている。
韓国では中華思想と華夷秩序に根ざす「種族主義」が拡がり、日本を軽視・無視する「幻想としての歴史」と近代化に成功した日本に統治を許してしまった「現実としての歴史」のギャップが埋まらないため、歪んだ歴史観が残ってしまった、と解説する。
そして、現在の日韓間に横たわるさまざまな問題について、李氏は「今の日韓対立は韓国によって発生している問題です。問題の解決は日本ではなく、韓国がすべき」とも主張している。
なお、『反日種族主義』(日本語版)は文藝春秋から11月14日刊行予定。
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